ホンダ、バイク工場開設

ホンダ、バイク工場開設
【The Daily Star】11日、日本の自動車大手ホンダはバングラデシュに二輪車製造工場を開設した。国内の二輪車産業発展の分岐点になると見られる。

ムンシゴンジ(Munshiganj)のアブドゥル・モネム経済特区(AMEZ)の土地25エーカーに23億タカ(30.4億円)で設立された工場は、外貨獲得やバイクを手頃価格で提供することに貢献するだろう。

「メイド・イン・バングラデシュのホンダバイクとして市場を席捲するでしょう」
ホンダと国有バングラデシュ鉄鋼(BSEC)の合弁会社バングラデシュホンダ・プライベート社(BHL)の金融・販売責任者のシャウ・ムハマド・アシュヘクール・ラハマン氏は話す。

工場は年間10万台の生産能力を持つことになる。BHLによると、2021年まで生産台数を20万台に拡張するという。BHLはこれまで数十年の間、バングラデシュ市場にホンダブランドのバイクを売り込んできた。

工場ではホンダの7モデル、ドリームネオ110、LIVO 110、CBシャイン125、CBトリガー150、CBホーネット160R、CBR150Rを生産する。

ラハマン氏は国内で生産するホンダバイクの価格を明言しなかったが、これまでのバイク価格は上回らないと話した。

工場の設立式に出席したアミール・ホサイン・アム工業相は、世界クラスの二輪車を合理的な価格で入手できることに期待を示した。

現在、バングラデシュのバイク産業発展のため、150億タカ(198.2億円)以上の投資がなされているという。

「投資のおかげで数百もの雇用が創られました」
商業相は話した。

ホンダが現地生産を開始したのは、二輪車部品の輸入税軽減や、ダッカやチッタゴンのライドシェアリングサービスの急激な値下げで二輪車市場が拡大していることと軌を一にしている。

国家歳入庁は2016-17会計年度、国内の組立てやその後の製造を奨励するため、補足税(SD)を25%削減して20%とした。

政府は国内製造業と輸出品目の多様化、雇用創出を視野に入れ、国家二輪工業発展政策2018を策定した。

バングラデシュでは現在、渋滞の激しい都市生活で需要が急増し、毎日平均1千台の二輪車が売られている。業界関係者によると、この数字は5年前、およそ550台だったという。

BHLの社長兼最高経営責任者の石井祐一朗氏は、バングラデシュのバイク産業は拡大し、より多くの雇用創出や熟練労働力の開発で国家の経済成長に貢献したいと話した。

工場は技術移転や部品供給産業の成長を促し、より直接的な外国投資を誘致すると、石井氏は補足した。

式典にはサバー・ホセイン・チョードリー議員やムリナリ・カンチ・ダス議員、モシャラフ・ホサイン・ブイヤン国家歳入庁長官、バングラデシュ経済特区庁のムハンマド・アブドゥラー長官らが出席した。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 12 2018
https://www.thedailystar.net/business/economy/japan-honda-opens-motorcycle-manufacturing-plant-in-bangladesh-1659286
翻訳:吉本
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