経済は『上昇また上昇』

経済は『上昇また上昇』
【Financial Express】日本にある世界的経済誌『日経アジアンレビュー』は、バングラデシュは経済が好調で、『上昇また上昇』状態が続いていると述べた。

19日、日経アジアンレビューはバングラデシュに関する広範な調査に基づき、『バングラデシュの上昇また上昇』と題した特集記事を発表した。

グウェン・ロビンソン編集長は、「国際的な注目はあまりないが、バングラデシュは世界の経済的な成功事例の1つになった」と記した。

12月30日の国政選挙で与党アワミ連盟が勝利すれば、開発の盛り上がりはそのまま維持されると記事は述べている。

記事は、2期5年続く与党アワミ連盟に対し、複数の有権者に明白な『長すぎる』という感情があるが、『経済的見地から、与党の勝利がさらなる経済発展を助ける』という共通認識があると分析する。

「選挙にあまり多くの争点がなく、現状維持が支持されれば、バングラデシュは長期的に魅力ある国に映るだろう」
香港の証券仲介業者CLSAのクリストファー・ウッド社長は話す。

今年初め、バングラデシュは2024年までに最貧国(LDC)の地位を卒業する国連の基準を満たしたとして、重要な瞬間を祝った。

バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は、経済発展への高揚の背景にある、自国イメージの大きな前進を目指している。

「LDCを抜け出す目標は、我々にある種の強さと自信を与えています。それは政治的リーダーに限らず、国民にとっても非常に重要なことです」
今月、ハシナ首相は日経アジアンレビューの独占インタビューでそう述べた。

「あなたが低いカテゴリーにいるとき、プロジェクトやプログラムの条件について議論するとき、必然的に他人の慈悲に依存しなければなりません。しかし、その状態を卒業したら、自ら権利を持っているため、誰にも頼る必要はなくなります」

ハシナ首相はバングラデシュの堅調な経済成長は単に続くのではなく、加速するという。
 「今後5年間、年間成長率は9%を上回り、2021年には10%になると期待しています」

記事は、国際的にあまり注目されることがないバングラデシュは、世界の経済的成功事例の1つとなったと分析する。製造業の急速な成長(衣料品部門が中国に続いて世界2位)はここ10年近く、毎年平均6%、今年は6月までに7.86%の経済成長率達成に寄与した。

世界銀行によれば、バングラデシュは人口1億6600万人以上の食料自給率をほぼ達成したという。今年、1人当たりの収入は2009年のおよそ3倍の1750ドル(19万4227円)、1日1.25ドル(139円)以下で暮らす極貧層は人口の19%から9%へと減少した。

記事によれば、バングラデシュの経済実績は政府目標を上回っているという。近年、衣料品製造業を中心とした国家戦略の下、輸出は年平均で15-17%の伸びを示し、6月まで367億ドル(4兆732億円)の記録を達成した。政府は2019年の目標を390億ドル(4兆3285億円)に置くが、ハシナ首相は独立戦争から50周年となる2021年には500億ドル(5兆5494億円)に到達したいと産業界に要請したという。

【後略】


Bangladesh News/Financial Express Dec 19 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bd-economy-witnesses-rise-and-rise-nikkei-asian-review-1545228732
翻訳:吉本
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