オールドダッカの火災

オールドダッカの火災
【Financial Express】2010年、オールドダッカのニムタリで発生した火災で、オールドダッカから化学倉庫を撤去せよという要求が多くあった。だがその9年後、少なくとも70人の命がオールドダッカのチョウクバザールの火災で失われた。

20日、ニムタリからわずか500メートルしか離れていないシャヒ・モスクの近くで発生した激しい火災について、地元民と消防署は非安全で可燃性だったこれらの倉庫の存在を非難した。

目撃者によると、火災は午後10時ごろ、ワヒド会長が所有する4階建てビルから始まり、近くの4つのビルに広がった。

ワヒド会長として知られる男性が所有する複合ビルは、1階に店舗があった。2階は洗面用具や様々なプラスティック素材の倉庫で、3、4階は住宅だった。
 
消防署にとって、2階の火災が最も困難だった。

現場近くの密集地帯にはガスボンベを備えた複数のレストランがあった。近くの店舗や倉庫の多くは可燃物を収容していた。

「火事がどのように始まったかに関係なく、2階に可燃物が存在していたため、近くの建物に燃え広がりました」
地元住人のシャリフ氏はいう。

当初、火災はワヒド会長の建物と隣接する2つのビルに広がった。その中にラジモニ・ホテルという名前のレストランがあった。火は狭い路地を横切り、他の2つの建物に広がった。

ラジモニ・ホテルビルの前の道路にはガスボンベがいくつかあったと、ホイダ―・ボックス通りの住人モハンマド・ボショールさんはいう。

変圧器が爆発した後、ガスボンベが引火し、道路や近くの建物に燃え広がったという。

消防署はまだ火災の原因を特定していないが、損害の広がりに可燃物の存在があったと非難した。

21日朝、消防署員やAKM・シャキリ・ニューアズ市民防衛局長が話したところによると、様々な化学素材があったため、消火まで長い時間かかったという。

100人以上が命を落とした2010年のニムタリ火災という前例があったため、化学素材のあった倉庫は、激しく非難された。bdnews24.comによると、火災調査のために形られた委員会は、化学製品を入れた倉庫をこの地域から撤去することを勧告したという。

2年前、南ダッカ市のサイード・ココン市長は化学製品を入れた倉庫をオールドダッカから移転することを約束したが、目に見える進展はほとんどなかった。

この不作為の結果は、チョウクバザールで失われた数多くの命に現れている。この地域のプラスチック商品や他の商品の小売市場が入ったビルは非常に古く、互いにくっつきあっているため、火災が簡単にに早く広がる。

また、狭い道路や広場のなさは、消防スピードを妨げる。

21日午前、AKM・シャキリ・ニューアズ市民防衛局長は懸念を繰り返した。また、この地域にある縺れた非安全な電線の危険性についても言及した。

彼はニムタリの火災を記者団に思い出させた。
 「あれは適切な教訓で、警告でした。私たちは注意を払わなければなりません」

Bangladesh News/Financial Express Feb 21 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/national/old-dhaka-fire-another-wake-up-call-1550724686
翻訳:吉本
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