【Tha Daily Star】バングラデシュでは液化石油ガス(LPG)の普及が進められているため、今後10年で各世帯や工場で使われるエネルギーは大きな転換点を迎えるだろう。LPG施設のプロバイダーは話した。
LPG需要は国内で飛躍的に伸びている。現在の需要を満たすには約60万トンが必要で、2022年までに140万トンを超えると予測されている。
エネルギー需要増加と予測される天然ガス不足は、家庭と工業の両方でLPG使用の増加を助長している。
「成長する需要を満たそうと政府が民間部門の事業を自由化したため、バングラデシュの市場関係者は、エネルギー使用に変化が起こると認識しています」
フランスのエンジニアリング・調達サービス会社パーリム(Parlym)のカントリーディレクター、フィリッペ・ベクテル氏は話した。
ベクテル氏は4日、ダッカ市内のボシュンドラ国際コンベンションシティで開催された『南アジアLPGサミット2019』の閉会式で、本紙のインタビューに答えた。バングラデシュでLPG施設の施工や運営サービスを提供する同社は、準都市部や地方ではすでに木材やチークのような従来型の燃料からLPGへと急速な変化を遂げていることを認識しているという。
「そのため、バングラデシュ企業がLPGステーションや様々な異なるタイプの施設を設置することを助ける良いビジネスチャンスが生まれました」
ベルギーのデザイン・エンジニア&コンサルティング(Design Engineering and Consulting)のルク・ゼッシノン社長もまた、バングラデシュ企業を支援していると話す。
「各家庭や工場における既存のエネルギー使用からLPGへの移行は、時間の問題にすぎないと思います」
ゼッシノン氏は、このサミットがサービス提供者とクライアント間のビジネス関係の発展を助けるだろうと話した。
ユニガス(Unigas)のプロジェクトディレクター(石油・ガス)アブドゥル・ラハマン氏は、このサミットは南アジア全域で持続可能な事業開発の機会を発展させることに役立ったと話した。
バングラデシュや米国、中国、インド、マレーシア、スリランカ、ヨーロッパの企業80社、200人以上の外国人代表者がサミットに参加した。
電力・エネルギー・鉱物資源省とバングラデシュLPG運営者協会がサミットを開催した。
Bangladesh News/The Daily Star Mar 5 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/lpg-becoming-vital-source-energy-1710715
翻訳:吉本
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