
【The Daily Star】貨幣が導入される前、商品は他の商品との交換で購入していた。この伝統を保持する特別な干物市が15日、ブラフモンバリア(Brahmanbaria)県ナジルナゴール(Nasirnagar)郡で開かれた。市は過去2世紀に渡ってこの地域で開かれ、ずっと物々交換システムを維持し続けている。 このシステムでは欲しい商品があれば、自分の持っている商品と引き換えにその商品を購入することができる。 地元のヒンズー教徒漁師共同体は過去200年間、ベンガル新年ボイジャク月2日目に、クリクンダ政府小学校の敷地で干物市を開催してきた。市は早朝始まり、夕暮れに終わる。 郡漁業協会のポリマル・ダス事務局長は、市ではすべてが免税だと話した。地元民は米やジャガイモ、タマネギ、ニンニク、マンゴー、その他の農産物と引き換えに干物を購入する。

Dried-fish of native species like boal, shol, baim, taki and kanchki were seen in the fair. Photo: Masuk Hridoy
「子どもの頃から干物市を楽しんで来ました。漁師や農家、村の人がこの伝統的な市に参加します」 郡漁業協会員のタパン・ダスさんは話す。 チャットグラム(Chattogram)やシレット(Sylhet)、スナムゴンジ(Sunamganj)など、国内各地の商人が干物を売るためにやってくる。タパンさんによると、近隣地区の住人が市に来て干物を購入していくという。 干物市を訪れた特派員は、数百人の小規模商人が校庭いっぱいに屋台を設置した風景を目撃した。屋台にはボアル、ショル、バイム、シン、コイ、プチ、テングラ、タキ、カンチキなどの在来魚種の干物、様々な海魚やヒルサ(国民魚)卵の干物などが並べられていた。 ナジルナゴール政府カレッジの教師ジャミル・フルカンさんは、毎年市を訪れて干物を買い、クシュティア(Kushtia)の故郷へ送ると話した。 スナムゴンジの商人アニメシュ・ダスさんは、客は年々増えているが、今年の売上は満足いくものではないと話した。 「しっかり監視しているため、国内各地からやってくる商人やお客が嫌がらせを受けることはありません。私たちはこの干物市が永遠に続くことを願っています」 モホンマド・サイフル・カビール郡行政官は話した。 Bangladesh News/The Daily Star Apr 17 2019 https://www.thedailystar.net/country/news/200-yr-old-fair-where-barter-still-exists-1730557 翻訳:吉本 #バングラデシュ #ニュース #物々交換 #干物市 #ブラフモンバリア