次期国家予算は5.25兆タカか

次期国家予算は5.25兆タカか
【Financial Express】政府は次年度の国内総生産(GDP)の成長目標を8.2%に修正すると発表した。

また、2019-20会計年度の予算総額は、約5.25兆タカ(6.9兆円)になる可能性があるとした。

国家歳入庁(NBR)は税収入3.25兆タカ(4.3億円)と、非NBR収入を1400億タカ(1850億円)徴収することを求められた。また、税金外収入の目標は3800億タカ(5021億円)とされた。

24日、事務局で開かれた財政調整審議会と予算監視・資源委員会(BMRC)の会議で、この目標を設定した。

会議の議長を務めたAHM・ムスタファ・カマル財務相は、6月13日の議会に予算を提出する予定だ。

一方、政府高官の同意なしに、記者団へ予算の詳細を開示しないとした。

「首相が承認するまでの間、私は新しい予算について何も開示しません」

そのうえで、これらのことはすべて準備段階で、最終段階ではないとした。

カマル氏はこれとは別に、高い経済成長実績が主要なマクロ経済指標に反映されていないという自らの主張を裏付けるデータを提供するよう、政策対話センター(CPD)に求めた。

「CPDも我々も自らの仕事を行いました。彼らが持っているデータを提供するよう求めます」
24日、公共調達に関する内閣委員会の会議後、カマル氏は記者団の質問に答えた。

23日、現政権発足100日レビュープログラムで、CPDは民間の貸付、収益流動化、民間投資、雇用創出のような主要要素が減少し、生産性が予想レベルをはるかに下回っているとした。

バングラデシュの強みの一つとされる人口配当による経済への貢献も、近年減少し続けているとした。

一方、いくつかの巨大プロジェクトでかなりの量の外国資金を使い果たすとして、政府は今後の開発予算に7180億タカ(9488億円)という記録的な外国援助を割当てる可能性があるという。

財務省経済関係局(ERD)は、次期2019ー20年度の年次開発計画(ADP)へのプロジェクト援助を最終決定した。

提案された割当は、進行中の現会計年度の修正ADPより40.78%高い。

現予算で政府は、2018-19年度の修正年次開発計画(RADP)に5100億タカ(6739億円)の外国援助(プロジェクト援助)を割当てた。

ERD幹部はFE紙に対し、すでにプロジェクト援助は確定したと語った。

ループプール原子力発電所などいくつかの巨大プロジェクトにかなりの割当があるので、ADPに占める外国援助の規模は「約41%増加した」という。

電力や運輸部門のプロジェクトの中には次期予算でより高い配分を受けるものがあり、増加するプロジェクト援助プロファイルを次期予算用に作成するよう各管区に促したと、担当者は補足した。

【中略】

プロジェクト援助とは、二国間および多国間の開発パートナーによるADPへの割り当てを意味する。

世界銀行、アジア開発銀行、日本、イスラム開発銀行(IDB)が、バングラデシュの開発事業のための主要なプロジェクト援助提供者だ。

財務省(MoF)や委員会は、ADPが開発予算の大部分を占めるようになる次期国家予算の策定に取り組んでいる。

2019会計年度のADPの当初予算1.73兆タカ(2.3兆円)に対し、政府はプロジェクト援助として6千億タカ(7929億円)を割当てた。

しかし、開発プロジェクトへの支出が少なかったため、先月、金額は900億タカ(1189億円)に削減された。

Bangladesh News/Financial Express Apr 25 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/tk-525t-budget-likely-1556162100
翻訳:吉本
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