【The Daily Star 】付加価値の高いアパレル商品の不足、交渉スキルのなさ、イメージ悪化のため、昨年、バングラデシュの衣料品メーカーは世界最安レベルの金額しか受け取れなかった。
米国テキスタイル・アパレル事務所(OTEXA)のデータによると、2018年、米国市場のバングラデシュの衣料品は1ユニット、もしくは1平方メートル当たり(SME)あたり、2.79ドル(310円)しか支払われなかった。
中国とエチオピアの輸出業者はそれより安く、SMEあたり2.35ドル(261円)と2.45ドル(272円)だった。
トルコの輸出業者はSMEあたり7.38ドル(819円)と、最も高額な支払いを受けた。
マレーシアはSMEあたり5.37ドル(596円)、ラオスは4.98ドル(553円)、インドネシアは3.81ドル(423円)、ミャンマーは3.08ドル(342円)、ベトナムは3.28ドル(364円)、タイは2.88ドル(320円)だった。
国内輸出業者は主にシャツやズボンなど、多くの企業で作る商品で競合しているため、高値を付けることができないと、バングラデシュ衣料品製造業・輸出業者協会(BGMEA)のシャリフ・ザヒール理事は分析する。
「買い手には選択肢が多くあるので、高い価格を払いたくありません」
一方、新興国では法令順守されており、バングラデシュより高値で管理されているという。
「バングラデシュにはイメージ悪化という大きな課題もあります。ラナ・プラザビル倒壊の悪いイメージがあり、買い手はあまり支払いたくないのです」
多くの衣料品生産国の最低賃金はバングラデシュを下回るが、それでもバングラデシュより良い価格を受け取っていると、シャリフ氏は述べた。
【後略】
Bangladesh News/The Daily Star May 23 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/bangladeshi-apparel-makers-paid-one-the-lowest-prices-the-world-1747579
翻訳:吉本
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