皮革製品の輸出回復

皮革製品の輸出回復
【The Daily Star】新規市場への出荷増と米中貿易戦争のおかげで、バングラデシュの皮革および皮革製品の輸出は、2年ぶりに強く回復したと輸出業者は述べた。

輸出促進局(EPB)のデータによると、7月の出荷額は前年同期比16.39%増の1億610万ドル(118億円)で、衣料品に次ぐ産業となっている。

この部門は、ハザリバーグ(Hazaribagh)から新しく建設されたシャバール(Savar)なめし皮工業団地への段階的な移転により、ここ2年ほどマイナス成長を記録していた。

これまで移転した155のなめし皮工場のうち、123工場が完全または一部操業、残りが今後の操業となっている。

なめし皮は、靴やバッグなどの皮革製品製造業者や輸出業者が使う主要な原材料だ。

バングラデシュ皮革・履物製品製造輸出業者協会のサイフル・イスラム会長は、近年、付加価値が大幅に増加しているという。

たとえば、昨年度の10.1億ドル(1121億円)の輸出のうち、83%が皮革製品で、残りが仕上げまたはなめし皮だったが、以前、その割合は逆だったと話す。

パフォーマンスは米国や欧州連合、カナダなどの伝統的な市場だけでなく、オーストラリアや日本、シンガポールなどの新規市場でも非常に力強いという。

たとえば、オーストラリアの主要企業ニムコ(Nimco)は大量調達している。

また、生産コストがより安価だとして、貿易戦争の利益は衣料品産業を超えて流れ込み、中国から仕事を奪っていると、イスラム氏。

さらに、他の季節より輸出量が増える冬の出荷が始まったという。

【中略】

バングラデシュ最終皮革・皮革商品・履物輸出業者協会のモヒウディン・アーメド・マヒン会長は、7月の輸出の伸びについてそれほど楽観的ではない。実際のシナリオを達成するには、少なくとも4カ月は観察する必要があるという。アーメド氏は製造業者120社のうち、好調なのは20社のみだと話す。

国内のなめし皮業者は、毎年約3.5億平方フィートの革を生産しているが、そのうち国内製造業者が消費するのは3千万平方フィートだけだという。そのうえ、高級商品を製造するため、400万平方フィートの高品質皮革が輸入されていると、アーメド氏は話した。

Bangladesh News/The Daily Star Aug 22 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/leather-goods-exports-rebound-1788844
翻訳:吉本
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