低いeコマース比率

低いeコマース比率
【The Daily Star】オンラインショップで定期的に購入するバングラデシュ人は、スマートフォンユーザーの6%のみで、近隣のインドやパキスタンよりはるかに遅れている。調査研究プラットフォームGSMAインテリジェンスが明らかにした。

インドではスマホユーザーの28%、パキスタンでは12%が、定期的にオンラインショッピングを行っている。

現在、バングラデシュでは2500万台のスマホがあるが、毎月、150万人だけがオンラインショッピングしている計算になる。

GSMA調査『アジア太平洋のモバイル経済2019』では、バングラデシュのスマホユーザーの5%が、それほど頻繁ではないが製品を購入した経験があることもわかった。

ユーザーの約89%はオンラインショッピングをしたことがないが、これはミャンマーと同じ比率であることも明らかになった。

「数は合っているように見える」と言うのは、バングラデシュの大手eコマースショップの1つアジカディール(AjkerDeal).comのAKM・ファヒム・マシュルール最高経営責任者。

 バングラデシュには、150から200万ほどのオンラインショップがあるという。

バングラデシュソフトウェア情報サービス協会(BASIS)の前会長でもあるマシュルール氏は、バングラデシュには約3千万人のインターネットユーザーがいるが、政府データでは1億人だと話す。

「インターネットユーザーの数を増やすことなく、オンラインショッピングを成功させることはできません」

さらに、配達チャネルとインターネットの高価格が、eコマース部門の成長を抑えているという。

バングラデシュでは地方に製品を配達するのに4から5日以上かかるが、より面積の大きいインドやインドネシアでは2日程度だ。

「国内の大部分で高速データ接続にアクセスできないことが、もう1つの課題です。また、データの価格も非常に高価です」
マシュルール氏は補足した。

一方、バングラデシュeコマース協会(e-CAB)の幹部は、数はもっと多いはずだという。

「我々はバングラデシュのオンラインショップ数は500万と推定しています。GSMAの調査の根拠は不明です」と言うのは、e-CABのアブドゥル・ワヘド・トマル事務局長。

現在、業界では1日あたり4から5万の注文があるが、ショップ数が500万ないと、これらの注文にこたえることはできないという。

「バングラデシュはインドやインドネシアよりも少し遅れて始まったため、市場が遅れをとっているのです」

現在、市場規模はおよそ100億タカ(132億円)で、30から40%の勢いで成長しているという。

政府も業界を強化しようと、eコマース起業家約5千人を訓練する計画を立てている。

ダッカで2千人、チャトグラムで1200人、他のすべての管区からそれぞれ300人を訓練する計画だ。訓練終了後、eコマース文化は浸透し、数字ははるかに良くなると、トマル氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Aug 23 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/smart-shopping-bangladesh-lowest-among-peers-1789333
翻訳:吉本
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