メトロ建設で家具が売れない

メトロ建設で家具が売れない
【The Daily Star】ダッカミルプール(Mirpur)のベガム・ロキヤ・サラム沿いの家具屋は、メトロ建設による交通渋滞で、売上に深刻な打撃を受けている。

この地域には約600の家具メーカー、200のショールーム、半及び非機械化製造工場、多数の木材販売業者や製材所がある。

ブランド、非ブランドに関わらず、質の高い家具を求めてこの街へやって来る客は、アガルガオ(Agargaon)からミルプール10区のラウンドアバウト(信号のない円形交差点)へ進路を取る。

家具街の売上は5分の4に落ち込み、少なくとも10カ所のショールームが閉鎖された。一方、その他多くのショールームは経費削減のため、営業時間を短縮していると、事業者の1人は肩を落とす。

2016年6月に工事が始まって以来、全ての工場やショップは常時営業しているにも関わらず、人出は急速に落ち込んだ。

【中略】

Severe gridlock in the area puts off prospective customers from visiting the hundreds of furniture showrooms lining the road and drastically bringing down their sales. Photo: Prabir Das

顧客が渋滞のために停車を避けるので、2017年以降の売上は劇的に、継続的に、減少していると言うのは、道路沿いにある最大ショールームの1つアルタフ家具の経営者アルタフ・ホッセン氏。

2016年以前は月に600ー700万タカ(793-925万円)だった売上げは、今は最高で80万タカ(106万)だと話す。

国内最大のブランドの1つハティル(Hatil)も、売上は30%落ち込んだ。

「損失を乗り切ることができなかったため、多くのショールームが閉鎖されました」
ハティルの社長兼バングラデシュ家具産業経営者協会会長のサリム・H・ラハマン氏は話した。

アル・マディナ木材のラフィクル・イスラム・ヒロン社長は、木材事業の規模が半分になったと話す。
 「月に約5万タカ(6.6万円)の損失に直面しています。そのため、銀行ローンの返済に苦労しています」

【中略】

(メトロを建設する)国営ダッカ大量輸送公社のMAN・シディック社長は、第1段階は今年12月までに完了するとした。
「ミルプール地区の建設作業は、年末までにほとんどが終わります」

その上で、一部閉鎖が全て解除になる冬になれば、家具街は再び活気を取り戻すだろうと話した。

Bangladesh News/The Daily Star Aug 27 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/furniture-hub-counts-losses-metro-rail-gridlock-1791211
翻訳:吉本
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