JERA、持ち分49%取得

JERA、持ち分49%取得
【Financial Express】日本のJERAは、現在リライアンス・パワーが開発中のバングラデシュ電力プロジェクトの持ち分を取得することに同意した。

インドのリライアンス・パワーと署名した契約の下、総容量750メガワット(MW)のガス火力発電プロジェクトの49%を取得すると、同社は3日の声明で述べた。

ガスベースの複合サイクル発電プロジェクトは、ダッカの南東40kmに位置するナラヤンガンジ(Narayanganj)県メグナガット(Meghnaghat)に建設される。声明によると、契約署名後、36ヶ月以内に建設される。

バングラデシュ電力開発庁はプロジェクトから22年間、電力を購入する。

アジアの2つの電力大手から支援を受けるプロジェクト会社は、投資を最終決定するため、エンジニアリングや調達、建設、ローン契約を交渉することになる。

「この合弁プロジェクトは、バングラデシュの経済や産業的成長を大きく後押しし、クリーンでグリーンで信頼できる液化天然ガス(LNG)と使った電力で、エネルギーセキュリティを強化します」
リライアンスグループのアニル・D・アムバニ会長は述べた。

「JERAはインドの大手民間電力会社であるリライアンス・パワーと共に安定した電力供給を実現し、バングラデシュの持続可能な経済成長に貢献します」
JERAの小野田聡社長は述べた。

リライアンスは2022年までに約10億ドル(1110億円)投資し、プラントを建設すると、ロイターは報じた。

複合サイクル発電所は、ガスと液化LNGを燃料とする。

バングラデシュは先週、中国との間で、2023年までに4億ドル(444億円)を投資し、500MWを発電する再生可能エネルギープロジェクトを行うことに同意した。中国は、南アジア国家の電力部門における影響力拡大という狙いがある。

バングラデシュの電力設備容量は2万MWを超えたが、政府は2020年までに、全人口1億6千万人以上に電力を供給することを目指している。

政府当局者によると、バングラデシュの電力部門は近年12.5%の成長を見せているが、再生可能エネルギーは全体のわずか3.0%しかないという。バングラデシュは2022年までに、これを10%に引き上げることを計画している。

Bangladesh News/Financial Express Sep 3 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/jera-to-acquire-49pc-of-reliances-power-project-in-bangladesh-1567495294
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #電力 #JERA #リライアンス・パワー #再生可能エネルギー