深海港プロジェクト承認

深海港プロジェクト承認

【Financial Express】国家経済会議実行委員会(ECNEC)は、コックスバザール(Cox’s Bazar)県マタルバリ(Matarbari)に2026年までに建設する、国内初の深海港プロジェクトを承認した。

シェイク・ハシナ首相を議長に、シェル・e・バングラ・ナゴールのNEC会議室で開かれた10日の会議で承認された。

国際貿易の需要を満たすだけでなく、近隣諸国との迅速な港湾サービスを促進することを目的に、政府が決定した。

チャトグラム港湾局(CPA)と道路ハイウェィ局が、1777.7億タカ(2349億円)のマタルバリ港開発プロジェクトを実施する。

MA・マンナン計画相は会議後の記者会見で、総コストのうち267.1億タカ(353億円)をバングラデシュ政府が、221.3億タカ(292.4億円)をCPAが、残り1289.3億タカ(1704億円)を日本国際協力機構(JICA)が負担すると述べた。

また、プロジェクトの主な目的として、接続道路を含むマタルバリ港の建設を通じて、バングラデシュの貨物取り扱い能力を強化することを挙げた。

マタルバリ海港はチャトグラム、モングラ、ペイラ港に続く国内4番目の港で、経済活動の圧力が高まっている中、巨大港として建設される。

「これはバングラデシュの『ドリーム』プロジェクトの1つで、海洋へ出る我々の旅をさらに強化するだけでなく、貿易や商売を後押しします」

計画委員会の担当者は、マタルバリ港はコンテナ船や商品船、石油タンカーを桟橋に係留させるという政府の待望を満たすと述べた。
また、国の輸出入需要の高まりを満たすとともに、チャットグラム港への圧力を最小限に抑えるという。

港の建設後、マタルバリやモヘシュカリの潜在的工業団地間の商品輸送が進められる。

マタルバリ港には300メートルと460メートルの2つのターミナルが造られ、8千TEUs(20フィートコンテナ換算)コンテナ船が16メートルの錨を下すことができる。

主なプロジェクト事業には、多目的ターミナルとコンテナターミナルの建設、必要な貨物取扱設備の調達、26.7キロメートルの接続道路の建設が含まれる。

会議では新規7、改訂2の、総コスト2411.3億タカ(3186億円)の9プロジェクトが承認された。

9プロジェクトの総コストのうち、615.1億タカ(812.8億円)がバングラデシュ政府、221.3億タカ(292.4億円)が関連組織の予算、残り1574.9億タカ(2081.1億円)をプロジェクト支援者が負担する。

会議には閣僚や大臣、計画委員会メンバー、各省庁の関連部署が出席した。

Bangladesh News/Financial Express Mar 10 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/ecnec-approves-countrys-first-deep-sea-project-1583855403
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #マタルバリ港 #JICA