ダッカを離れる市民

ダッカを離れる市民

【The Daily Star】新型コロナウイルスに対する懸念が高まる中、全教育機関を3月17日から31日まで閉鎖するとの政府の発表を受け、学生を中心とした莫大な数の市民がダッカを離れている。

16日午後から17日にかけて、バスターミナルや鉄道駅では帰省する市民で混雑した。帰省ラッシュは今後1日から2日の間、続くとみられている。

17日、バングラデシュでさらに2人の感染者が見つかり、国内患者数は7人に増加したが、当局は、最初に感染が見つかった3人は完全に回復したと発表した。

一方、市民がダッカ市内の人混みやバス、鉄道駅を避けているため、乗客数が減少した交通機関、特にバス会社は、事業の縮小に直面している。

16日夜、学生のタジン・フェルダウスさんは姉と共に、ヒリ(Hili)行きのハニフ・パリバハンバスでカリヤンプル・バスターミナルから出発した。

「そこはとても混雑していて、チケット不足を理由に、通常価格より50タカ(66円)以上高い金額を請求しました」
タジンさんは17日、本紙に話した。

取材を申し込んだハニフ・パリバハンバスのモシャレフ・ホセイン社長によると、政府が教育機関を閉鎖すると発表した直後から、乗客数が増加したと話す。

運賃の増額について尋ねたところ、「それは起こってはならないことです。申し立てが真実だとすれば、我々は窓口スタッフに断固たる措置を取ります」とモシャレフ氏は話した。

バングラデシュバストラック経営者協会のラメシュ・チャンドラ・ゴーシュ会長は、今後1日から2日間、ダッカを離れる人が増えるかもしれないと話す。

コロナウイルスの感染予防について尋ねたところ、シャモリ・パリバハンバスの社長でもあるラメシュ氏は、乗客に消毒液を使ってもらっていると話した。

グリーンラインパリバハンのアブドゥス・サタール社長は、乗客の流れはここ1週間で50%減少したが、16日になって急に増えたと話す。
「しかし、コロナウイルスの状況がすぐに改善しなければ、バスを運行することは難しくなるでしょう」

シムリアーカタバリ・フェリーターミナルのスタッフも、16日午後から自家用車の数が倍増したと話した。

また、この2日間、ダッカのコムラプール駅、空港駅、カントンメント駅には大勢の乗客が集まったという。

空港駅のマロン・チャンドラ・ダス駅長は、北部地方行きの列車で、比較的多くの混雑があったと話した。

一方、バングラデシュ内陸水交通局のシャヒド・ウラ副局長は17日、ショドルガッド船舶ターミナルではこの2日間は通常の客数だと話した。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 18 2020
https://www.thedailystar.net/city/news/dhaka-residents-leaving-city-1882306
翻訳:吉本

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