【The Daily Star】21日、ベキシムコ製薬(Beximco Pharmaceuticals)は、Covid-19患者の症状を15日から11日に短縮するとされる抗ウイルス薬レムデシビルの最初のバッチを政府に引き渡した。

引き渡しは、ブランド名ベムシブル(Bemsivir)IVが薬品市場で販売する緊急承認を与えられた当日に行われた。

ベキシムコの広報担当者は、この薬品は医薬品総局の要請に従って政府系病院に無償で提供され、ドラッグストアでは販売されないと述べた。

ベムシブルの小瓶価格は、税込み価格で5500タカ(7268円)は越えないと、ベキシムコ製薬のラブブル・レザ最高執行責任者(COO)は本紙に語った。

Covid-19患者を治療する私立病院では税金が免除されているため、4800タカ(6343円)で購入することができる。

Covid-19の重症患者は6～11瓶必要だという。

米国バイオ医薬品会社ギリアド・サイエンシズが開発したレムデシビルは、もともとエボラウイルスを治療するために開発されたが、うまくいかなかった。

だが、コロナウイルスを含む特定のウイルスが、自身を複製し宿主の免疫系を圧倒するメカニズムを無効にする能力があることがわかり、Covid-19に有効であることが判明した。

ギリアド社はレムデシビルに関する特許を取得しているが、国連の国際貿易規則により、バングラデシュなどの後発開発途上国とされる国は特許料なしで国内市場向けの医薬品を製造することができる。

現在、ベキシムコやエスカイェフ(SK-F)、インセプタ、ビーコン、ヘルスケア、スクエアの6つ国内企業が、レムデシビルのジェネリック薬を製造している。

「Covid-19患者を治療するため、非常に重要な薬を導入した世界で初めてのジェネリック企業であることを嬉しく思います」
ベキシムコ製薬のナズムル・ハッサン社長は声明で述べた。

最初のバッチはハッサン氏により、ザヒド・マレク保健家族福祉相に引き渡された。

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レムデシビル引き渡し