衣料品輸出復活か

衣料品輸出復活か

【Financial Express】新型コロナウィルスパンデミックが続く中、7月当初から18日間のバングラデシュの衣料品輸出は、15.7億ドル(1742.5億円)の収益を上げた。国内メーカーは受注が復活する良い兆候だと見ている。

バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)のデータによると、昨年同期は17.8億ドル(1975.6億円)で、今年は2.1億ドル(233億円)、11.74%の減少となっている。

3月、4月、5月、6月の衣料品輸出は、それぞれ22.5億ドル(2497.2億円)、3.7467億ドル(415.8億円)、12.3億ドル(1365.1億円)、22.4億ドル(2486.1億円)だった。昨年度と比較すると、それぞれ20.14%、85.25%、62.06%、6.63%減少した。

バングラデシュニットウェア製造輸出業者協会(BKMEA)の元会長ファズルル・ホック氏は取材に対し、全体的な状況を考えると、現在の傾向はポジティブだと述べた。

ホック氏は、メーカーがイード・アル・アドハ前に出荷を終えようとするので、7月の輸出はさらに伸びるとした。一方、バイヤーからは昨年比70%の発注しかないと述べた。

BGMEAのルバナ・ハク会長は取材に対し、18日間の収益は昨年同期より2.1億ドル(233億円)程度低いとしながら、進行中のパンデミックを考慮すれば、業界にとって希望の持てる肯定的なサインだと述べた。

一方、これは必ずしもバイヤーによる新しい注文ではなく、新型コロナパンデミックが始まった直後にキャンセルされた分の可能性があると補足した。

【中略】

バングラデシュの国際バイヤーの代表者は、バイヤーがバングラデシュの価値を見出したため、むしろ、新しい状況が作り出されたとする。バイヤーらは、中国やトルコからバングラデシュへ事業を移す傾向があると見る。

だが、BKMEAのファズルル・ホック氏は、中国から注文が完全に移ってくるということに対して疑問を表明した。

バングラデシュは免税市場のアクセスがあるため、EU市場にとってまだ有利な立場だとしたうえで、「中国人投資家が米国市場の注文をベトナムに移す可能性があるため、ベトナムはバングラデシュより先んじています」との見解を示した。

Bangladesh News/Financial Express Jul 20 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/rmg-export-earnings-in-july-1-18-total-157b-1595218398
翻訳:吉本

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