
【The Daily Star】新型コロナパンデミックによる一斉休暇に入った3月以降、ほとんどの家電製品の需要が減少する中、複数ブランドが在庫切れになるなど、洗濯機の需要だけが急増している。
市場プレーヤーは、都市部の裕福な市民が外部からのウイルス感染リスクを避けるため、ランドリーサービスなどの家事代行業を使わなかったからだと考えている。
家事代行業は複数の家で働くことが多いため、新型コロナに感染する可能性がはるかに高い。
その結果、自分で洗濯するために洗濯機を使うことになり、販売の異常な上昇につながった。
「パンデミック前後の2カ月で、これほど洗濯機需要が高まり、売れるとは想像もしていませんでした」
日本ブランドゼネラル・シャープの代理店エスクワイア電気のマンズルル・カリム社長は述べた。
需要は平時に比べて3~4倍増加したという。通常、年間12万台ほどだが、今年は45万台に到達しそうだ。
先月、在庫がなくなったが、それは信頼できる日本ブランドに対する消費者の好みが長年に渡って培われてきたからだと、カリム氏は考えている。
【中略】
需要が伸びたもう一つの大きな要因は、企業が提供する様々なサービスだ。これにはキャッシュバックや均等分割支払い、無料設置などがあり、電力消費を大幅に削減するインバータ技術同様、消費者の支持を得た。
トランスコムデジタルのラシェドゥル・イスラム商品部長は、洗濯機は日常生活を便利にするだけでなく、手の届かない贅沢品から家庭の必需品になったと分析する。
国内ブランドウォルトン家電のアル・イムラン最高経営責任者によると、同社は100%の成長を続けているという。
「ウォルトン洗濯機の需要と販売は、パンデミックの中で大幅に増加しました」
【中略】
別の国内ブランド、プラン(Pran)-RFLグループのビジョン電機は、4月以降、前年同期の200%増を売り上げた。
ピジョンは4500タカ(5946円)から4万900タカ(5万4047円)の価格帯の準全自動、全自動洗濯機など、8モデルを展開している。そのうち7モデルは無料で配達と設置を行うと、プランRFLグループのカムルッザマン・カマル販売部長は述べた。
サムスンバングラデシュのパンデミック中の売上は約350~400%増加した。過去3年間、前年比60%の成長を遂げていると、シャリフ・イスラム販売部長は述べた。
【後略】
Bangladesh News/The Daily Star Jul 21 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/pandemic-surprise-washing-machines-sold-out-all-over-1933789
翻訳:吉本