投資会議に日本企業多数参加

投資会議に日本企業多数参加

【The Daily Star】バングラデシュ政府は国内投資を増やすため、日本の潜在的な投資家に対し、完全な協力が得られることを保証した。

「バングラデシュ経済は強く安定し、強力な政治的リーダーシップがあることは間違いありません。日本の投資家が新たな投資先として我が国を考えてくれることに非常に感謝しています」
首相の民間産業・投資担当顧問のサルマンF・ラーマン氏は述べた。

ラーマン氏は22日、内閣府と国際金融公社(IFC)、国際協力機構(JICA)が共同で主催した「バングラデシュに日本の投資を促進するための対話」というテレビ会議の中で発言した。

日本の投資を誘致することを目的とした会議には、日本の民間企業200社以上が参加した。

【中略】

21日、バングラデシュ銀行は、外国企業の海外保証に対し、全ての銀行と金融機関が財政支援を拡大できると発表した。税関手形プロセスも自動化によって簡素化される。

【中略】
「バングラデシュはホンダにとって戦略的優先市場です」
2018年に国内初の工場を設立したホンダ・バングラデシュの石井祐一朗CEOは述べた。
「新型コロナパンデミックにも関わらずオートバイ需要は上がり、ホンダの販売台数やシェア数が増加しています。バングラデシュの国内市場の可能性は、見逃すには大きすぎます」

1950年代からバングラデシュで事業展開する丸紅は、同社の繊維、インフラ、肥料における収益性の高いベンチャーについて話した。

丸紅の河合光氏は、「日本・バングラデシュ共同官民経済対話」「日本バングラデシュ協会」「日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI)」との共同プラットフォームの有効性を強調した。

「日本の投資家に対する注意喚起や迅速な問題処理は、数字では言い表せないほどです」
アライバザール(Araihazar)で日本の経済特区を開発中の住友商事のオノ・ケンタ事務局長補佐は、マクロ経済の安定とバングラデシュ国民の勤勉さを過小評価できないとした。

また、入口として、BIDA(バングラデシュ投資開発庁)とBEZA(バングラデシュ経済特区庁)のサービスを利用するよう、投資を考えている人たちにアドバイスを送った。

このプログラムを通じて共有された見解は、バングラデシュが市場として準備できている証拠だと、内閣府のズエナ・アジズ上級コーディネーター(SDG局)は述べた。
「バングラデシュで活動する日本企業の経験を、これまで以上に知ることができて良かったです。皆さんの提案を詳細な記録として残し、迅速に対応し、すべての問題を解決したいと思います」

IFC(バングラデシュ、ブータン、ネパール担当)のウェンディ・ワーナー理事は、バングラデシュは日本のイノベーションと技術主導のソリューションをとりわけ評価していると述べた。

さらに、外交と経済協力に基づく強い結びつきで投資の根拠は十分に築かれたとし、IFCは世界で最も有望な新興市場の一つバングラデシュへの民間企業による開発を引き続き支援していくとした。

6月に赴任したJICAバングラデシュの早川友歩事務所長は、バングラデシュは南アジアへだけでなく、東南アジアへの玄関口でもあると述べた。
「アジア太平洋地域で最も急速に成長している国です。我々はバングラデシュの決意を目の当たりにしており、日本企業の新たな投資先となるでしょう」

Bangladesh News/The Daily Star Jul 24 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/govt-will-go-great-lengths-more-japanese-investment-1935397
翻訳:吉本

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