ADPの実施に遅れ

ADPの実施に遅れ

【The Daily Star】新型コロナパンデミックが経済に打撃を与え続けているため、7月の開発支出は前年比で17.64%減少したと、公式データが示している。

政府は7月1日開始の新会計年度最初の1カ月間、年次開発予算(ADP)から325.4億タカ(430億円)を支出したが、前年の395.1億タカ(522億円)からは減少している。

計画省実施監視評価局が発表したデータが意味するところは、2020-21年に開発活動の実施のために計上された2兆1461億1千万タカ(2兆8359億3655万円)のうち、省庁や管区が1カ月で支出したのは1.52%に過ぎないということだ。

7月の支出は、前会計年度最終月である6月の4557.9億タカ(6023億円)をはるかに下回った。

6月に2カ月続いた全国的なロックダウンを解除し、経済が大幅に再開したにも関わらず、致命的なウイルスの収束の兆しを見せないため、開発活動はまだ勢いを増してはいない。

国内で初めて感染者が出た3月以降、巨大プロジェクトの建設工事もペースが上がらない。

計画省の担当者によると、日本が資金提供したプロジェクトなどのドナー支援プロジェクトの請負業者は、プロジェクト現場に戻っていないという。

7月、政府の財源からのADP実施は158.4億タカ(209.3億円)と31.6%減った。一方、外国援助による実施は144.5億タカ(191億円)と0.89%の減少だった。

1カ月間の支出が一番多かったのは電力部門で108.9億タカ(144億円)、以下鉄道省の66.4億タカ(87.7億円)、地方自治体局の53.6億タカ(70.8億円)、道路交通ハイウェイ局の16.8億タカ(22.2億円)と続いた。

保健サービス部門は12.7億タカ(16.8億円)、住宅公共事業省は11.9億タカ(15.7億円)、技術・マドラサ(イスラム学校)教育局は10.5億タカ(13.9億円)、工業省が10.1億タカ(13.3億円)だった。

水資源省、民間航空観光省、災害対策省、繊維・ジュート省、独立戦争問題省、外務省、バングラデシュ公共サービス委員会、国会事務局の支出はなかった。

今年度のADPには1724件のプロジェクトが含まれる。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Sep 3 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/adp-implementation-slow-start-1955141
翻訳:吉本

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