飢餓指数75位に

飢餓指数75位に

【The Daily Star】バングラデシュは、世界飢餓指数(GHI)2020のスコアが20.4で、調査した107カ国中75位にランクされた。

昨年の88位から順位を13上げた。

10月12日にコンサーン・ワールドワイドと飢餓援助機構(Welthungerhilfe)が共同で発表した報告書によると、バングラデシュはパキスタン(88位)、インド(94位)、アフガニスタン(99位)を上回った。

一方、20.4というスコアは、「深刻な」飢餓レベルにあると報告書は述べている。

同じ南アジアでもスリランカ (64 位) やネパール (73 位) は、バングラデシュよりも上位だ。

「全体的に見て、これは(バングラデシュにとって)優れたパフォーマンスです」
バングラデシュ開発研究所(BIDS)のKASマーシッド事務局長は述べた。

【中略】

地域レベルでは、2020年GHIスコアがそれぞれ27.8と26.0の、サハラ以南のアフリカと南アジア地域の飢餓が最も高い。

中でも南アジアは世界で最も多くの栄養不良の人々を抱えているという。

さらに、近年減少してきたが、2018年時点の南アジアの5歳未満の子どもの死亡率は4.1%と、依然として容認できないほど高く、子どもの栄養状態の改善が必要だとした。2000年は9.2%だった。

南アジアにおける子どもの発育阻害率の高さは、複数の要因によって引き起こされている。

主な要因は、乳幼児の授乳習慣の悪さ、妊娠前や妊娠中の女性の栄養状態の悪さ、衛生習慣の悪さである。

1991年から2014年までのバングラデシュ、インド、ネパール、パキスタンのデータによると、発育阻害は、食事の多様性の低さ、母親の教育水準の低さ、家庭の貧困など、複数の形態の貧困に直面している家庭の子どもたちに集中していることが示されている。

報告書は、新型コロナパンデミックが多くの人々の食や栄養の安全保障を蝕み、その影響は将来にも波及する可能性が高いとする。

GHIスコア2020には、まだ新型コロナウィルスの影響を反映していない。

そのため、現在の危機に直面している地域は今後も不安定で脆弱な立場に置かれていると、報告書は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 17 2020
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/global-hunger-index-bangladesh-moves-13-notches-1979325
翻訳:吉本

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