
【Financial Express】世界銀行(WB)は、バングラデシュ西部の経済回廊の接続性を促進するための融資を行うことに合意した。6日、道路ハイウェー局(RHD)の関係者は述べた。
米ワシントンに拠点を置くWBは、バングラデシュ西部地方の260kmの経済回廊の一部を建設するため、5億ドル(555億円)の融資を行う。
RHDは、ジョソール(Jessor)-ジェナイダ(Jhenidah)間の48.5kmを、両サイドに2列の低速車用レーンを設置することを含め、6車線のハイウェイにする。
RHDは、西部経済回廊及び地域強化(WeCARE) プロジェクトの下、ボムラ(Bhomra)-サトキラ(Satkhira)-ナバロン(Navaron)-ジョソール(Jessor)-ジュナイダ(Jhenidah)-ボンパラ(Bonpara)-ハティカムルル(Hatikamrul)ハイウェィを、2車線から4車線に整備することを計画していた。
「260kmの道路を、ボムラーサトキラーナバロン間の58km、ジョソールージュナイダの48.5km、ジュナイダークシュティア(Kushtia)の66km、クシュティアーボンパラーハティカムルルの87.5kmの4つのパッケージに分割しました」
関係者は述べた。
WBはすでに2つのパッケージに必要な融資を政府に保証した。残りの2つのパッケージについては、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)が融資を行う。
最初に融資するのはジョソールージュナイダの48.5km道路拡張プロジェクトだと、RHD関係者は述べた。
WBは、西部経済回廊に接続する複数の村の道路整備にも融資を行うという。
政府はさらに、光ファイバーケーブルとインテリジェント交通システムを設置したスマートハイウェイにすることを計画している。
ERD関係者は質問に対し、5億ドル融資のためのWBとの交渉はすでに完了したとし、間もなく契約が締結されると述べた。
別のRHD職員は、低速車用レーンを設ける拡張ハイウェイプロジェクトの提案を、すでに計画委員会へ送付したと述べた。
「2025年12月までに工事を終えるプロジェクトの提案書を送りました」
RHDの関係者は、道路プロジェクト委員会の承認を得たらすぐ、ハイウェイの拡張工事を始めるとした。
西部経済回廊は、ベナポール(Benapole)やボムラ(Bhomra)陸港、モングラ海港、アジアハイウェイ、SAARC(南アジア地域協力連合)ハイウェィ回廊、BIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ) 道路回廊、南アジア経済道路回廊と接続する。
「モングラ港はネパールとブータンも使用することになるので、西部経済回廊は南アジア地域の貿易とビジネスの促進において重要な役割を果たすでしょう」
関係者は述べた。
Bangladesh News/Financial Express Nov 7 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/wb-to-fund-bangladeshs-western-economic-corridor-project-1604721153
翻訳:吉本