農産物輸出拡大に向けて

農産物輸出拡大に向けて

【The Daily Star】政府は農産物輸出拡大に向けて、最新のパックハウスと認証機関を設置することを計画している。

パックハウスとは、果物や野菜を集めて加工し、市場に流通させる施設だ。

このプロジェクトに対し、ダッカ市プルバチャル(Purbachal)の土地2エーカーが農業省に与えられた。

ムハンマド・アブドゥール・ラザック農業相は、パックハウスの建設を迅速に進めていくと述べた。

パックハウスができれば、EUや中東などへの果物や野菜の出荷数が増加するという。

「農産物の輸出は、国の経済全体に大きな貢献をすることができるでしょう」
ラザック氏は、園芸輸出開発財団主催し、バングラデシュ農業研究評議会講堂で開催された「最新式パックハウスと認定機関設置の重要性」というセミナーの中で述べた。

バングラデシュはすでにEUを含む様々な国に新鮮な果物や野菜を輸出しているが、加工食品の需要も日に日に増加している。

一方、輸出業者は輸入国のニーズに合わせた食品を供給する必要がある。

現在、バングラデシュから、英国、イタリア、フランス、ギリシャ、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、スイス、オーストリア、オランダ、中東諸国、マレーシア、香港、スリランカなど、世界43カ国に生鮮野菜や果物が輸出されている。

2019-20会計年度には、2300万ドル(25.5億円)相当のジャガイモなど、1億6500万ドル(183.1億円)相当の野菜や果物が輸出された。

多くの輸入国は、国際植物保護条約で採択された「植物検疫措置の国際基準」に沿う植物検疫証明書を要求している。

つまり、野菜や果物の輸出の流れを加速させるには、最新式のパックハウスや認証機関の設置が不可欠だ。

「包装や食品の安全性ついて、国際的に認められた認証がないことが大きなハードルとなっています。パックハウスや機関が設置されれば、これらの障害は取り除かれるでしょう」

パックハウスと空港は近いため、商品輸送を容易にするだろうと、ラザック氏は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 11 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/govt-set-packhouse-lab-boost-farm-exports-1992865
翻訳:吉本

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