輸出 4カ月ぶりの高水準

輸出 4カ月ぶりの高水準

【The Daily Star】輸出促進局(EPB)の公式データによると、11月の商品輸出は、衣料品やホームテキスタイル、ジュート製品の輸出に助けられ、前年比0.76%増の30.7億ドル(3407.3億円)と4カ月ぶりの高水準となった。

月間目標の33.5億ドル(3718億円)には届かなかったが、8月以降もっとも高い収益となった。

その結果、7-11月期の輸出収益は、前年同期比0.93%増の159.2億ドル(1兆7669億円)となった。

EPBデータによると、国内輸出の約85%を占める衣料品の7ー11月期の輸出は、1.48%増の128.9億ドル(1兆4306億円)だった。

政策研究所エグゼクティブディレクターのオーサン・H・マンスール氏は、7ー11月の収益は、輸出が完全に回復したことを意味しないとしたうえで、「完全回復への道を歩んでいる。第二波が輸出に深刻な影響を与えなければ、来年1月、2月までには完全に回復するだろう」と述べた。

また、ワクチンは開発されているが、欧州や米国のような主要輸出先の経済が好転するまでには時間がかかるとした。

英国は2日、新型コロナウィルスワクチンを承認した最初の国となり、対コロナウイルスとの戦いに乗り出した。

「コロナ禍の落ち込みから輸出を完全に回復させるため、(バングラデシュでワクチンが出回る前に)輸出業者が支援を必要とした場合、政府は迅速にそれを行う必要があります」

3月にウイルスが国内を襲った後に展開された政府の最初の景気刺激策は、輸出業者が最も困難な時期に生産と輸出を維持することができたので成果はあった。

だが、4月、5月、6月はバングラデシュの輸出産業にとって最悪の時期だった。

もし第二波が来たとしても、様々な保護措置や、切望されていたワクチンの到着で、その規模は第一波の時のようにはならない可能性があると、マンスール氏は補足した。

7ー11月期の衣料品輸出の総収益のうち、71.3億ドル(7913.4億円)は、前年比4.8%増の成長率を記録したニットウェアからだった。

織物製品は、前年比8.29%減の57.5億ドル(6381.8億円)だった。

ホームテキスタイル製品の輸出は、ウィルスによって深刻な打撃を受けた国で病院用ベッドシーツ、医療用ガウン、カーテンの使用が増えたため、パンデミック中、大幅に増加した。

7-11月期、ジュート及びジュート製品の出荷額は、前年比36.72%増の5億5343万ドル(614.2億円)となった。

茶や野菜、タバコ、切り花、葉物、果物、乾物、香辛料などの農産物出荷は、前年比0.25%増の4億4742万ドル(496.6億円)だった。

医薬品、自転車、カーペット、履物などの収益も増加した。

皮革・革製品の出荷は8.32%減の3億5857万ドル(398億円)、陶器は15.38%減の1304万ドル(14.5億円)、冷凍・活魚は1.12%減の2億3248万ドル(258億円)だった。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Dec 4 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/november-export-receipts-highest-four-months-2005613
翻訳:吉本

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