MRT6延伸 1月開始

MRT6延伸 1月開始

【Financial Express】プロジェクト上の複雑さがまだ解決されない中、ダッカメトロ鉄道社は来月までに、モティジール(Motijheel)からコムラプール(Kamalapur) 駅までMRT6号線の延伸工事を始めることにした。

MRT工事主体のダッカ大量輸送社(DMTCL)は、コムラプール駅ビル前にMRT6号線の高架線路を作るという内閣府(PMO)が与えた承認に基づき、これを決定した。

コムラプール駅を所管するバングラデシュ鉄道(BR)は以前、MRT6号線などの交通事業者による駅前側の使用について認めるかの結論を持ち越していた。

BRは2018年から日本政府の支援を受けた官民パートナーシップ(PPP)構想のもと、コムラプール複合交通ハブ(MmTH)プロジェクトに取り組んできた。

だが、モハマド・ヌルル・イスラム・スジョン鉄道相が両者との調整会議後、象徴的なコムラプール駅舎がMRT6号線プロジェクトの延伸を可能にするために取り壊される可能性があることを記者団に語ったことから、この問題を巡って批判が続出した。

この会議には、DMTCLの他、推定500億ドル(5兆5494億円)のMMTHプロジェクトに投資する日本の鹿島建設の代表者も出席していた。

DMTCLのMANシディック社長によると、同社はモティジールからコムラプール駅までの延伸分1.16kmの地形調査をすでに終え、社会調査は最終段階に入っているという。

詳細設計作業は現在進行中で、来年1月までに建設を始めるという計画を明らかにした。

「我々はこの件にはノータッチです。政府が与えた決定を精査したうえで、粛々と進めていくだけです」
コムラプール駅舎を取り壊す可能性について質問されたシディック氏は、本紙の電話インタビューに対し、ボールはBR側にあるとした。

一方、BRの情報筋によると、MRT6号線の延伸工事はBRの承認なしには開始できないという。BRはMRT6号線の延伸について制限を課すものではないが、それはMMTHプロジェクトと連携して行われなければならないと述べた。

BRのモハマド・シャムスッザマン事務局長は、日本がMRTとMMTHの両方のプロジェクトに関与しているため、政府レベルで決着がつくとの期待を示した。

また、国際協力機構(JICA)や日本大使も関係者と会合を重ねているので、解決を期待しているとした。

【後略】

Bangladesh News/Financial Expres Dec 6 2020
https://www.thefinancialexpress.com.bd/trade/mrt-6-extension-project-set-to-start-in-jan-1607065117
翻訳:吉本

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