女子の中退率上昇の可能性

女子の中退率上昇の可能性

【The Daily Star】10人に1人の女子は経済問題や児童婚のため、学校が再開しても戻らない可能性があるとの報告書を10日、人口評議会が出した。

人口評議会は4月から9月まで、パンデミックの影響を受けた12歳から15歳までの479人の女子たちを追跡調査した。平均年齢は14歳で、チャパイナワブガンジ(Chapainawabganj)県、クシュティア(Kushtia)県、シェルプール(Sherpur)県で暮らしている。

第1回目のインタビューが始まった4月、女子たちの7%は未成年であるにもかかわらず、すでに結婚していた。9月までにさらに35人の女子が結婚した。また、かなりの数の女子に、結婚や見合い話が進んでいたという。

報告書によると、6月中旬までに52人の女子が自分たちのコミュニティで起こっている児童婚を報告、9月末までにはさらに100人の女子が自分たちの周りで起こっている児童婚について報告したという。

「ほとんどの女子は家族の助けを借りて自立して勉強していると報告したが、全く勉強していない女子の割合は、4月の1%から6月の5%、9月の10%と、大幅に増加した」

これらの要因は、女子たちの精神的な健康にも悪影響を与えている、と報告書は述べている。

「5人のうち、4人に抑うつ症状があり、それは時間の経過とともに増加している」

パンデミックが始まって1カ月の4月、61%の女子に抑うつ症状があったが、6月には74%、9月には79%に増加した。

ロックダウンが本格化している間、69%の女子は家族の収入が止まったか、または著しく減少したと報告し、4%の女子は自分で直接稼いでいた。

一方、4月以降、世帯収入は増加していた。調査終了の9月には、世帯収入が減った女子の割合は44%に減少した。

「しかし、家庭では、食事でのタンパク質や生理用品、衣類、健康サービスなどの重要なニーズにかけるお金をまだ減らしたままである」
報告書は述べた。

Bangladesh News/The daily Star Dec 11 2020
https://www.thedailystar.net/city/news/girls-dropout-rate-may-rise-after-school-reopening-survey-2009569
翻訳:吉本

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