今年のビジネスパーソン

今年のビジネスパーソン

【The Daily Star】医薬品業界で15年を過ごしたアブドゥル・ムカタディル氏は、起業家になると決意し、1999年にインセプタ(Incepta)製薬を設立した。

ダッカ大学で薬学を学び、米ロングアイランド大学で産業薬学を学んだムカタディル氏は、自分は成功できると確信していたという。

それからわずか8年、インセプタ製薬はバングラデシュで2番目に大きな製薬会社となり、年間売上高は275.5億タカ(364.1億円)に達するようになった。

この成功は、新製品を発売することへの揺るぎない集中力に大きく起因している。インセプタは研究開発へ多額の投資を行い、175種類ものジェネリック医薬品を国内市場に流通させた。

「私は常にイノベーション、独自性、品質に注目し、そこから生まれた商品が成功に導いてくれました」

インセプタはムカタディル氏のリーダーシップの下、国内で初めてインスリン、バイオテクノロジー製品、ワクチンを開発した企業となった。そして、製品を国内生産することで、価格を大幅に下げることができた。

インセプタは100人に満たない従業員からスタートし、今では約1万人の従業員を抱える企業に成長した。

医薬品輸出は67カ国に達し、昨年度の輸出収益は前年度比26%の成長率を記録した。その結果、2016-17年以来、4年連続で国家輸出トロフィーを獲得したのである。

「バングラデシュから130カ国に医薬品が輸出されています。しかし、これは氷山の一角に過ぎません。まもなく、バングラデシュは高品質な医薬品の生産国として知られるようになるでしょう」
ムカタディル氏は昨年のインタビューで語っている。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 13 2020
https://www.thedailystar.net/backpage/news/business-person-the-year-2010369
翻訳」吉本

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