21県で産業革命が起きる

21県で産業革命が起きる

【Financial Express】待望のパドマ多目的橋の完成後、バングラデシュ経済は、南西地方の21県で予想される『産業革命』により、大きな後押しを受けることになるだろうと、専門家らは述べた。

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専門家によると、道路と鉄道からなる二重構造のパドマ橋は、年間のGDP成長率に約1.3~2%貢献し、貧困を削減し、これまで放置されてきた南西地方の経済活動を活性化させるという。

政策対話センター(CPD)の研究ディレクターであるコンドカル・ゴラム・モアッゼム氏は、パドマ橋は年間のGDP成長率に1.3%程度貢献するが、地方の成長率はそれ以上になると予測する。

この著名な経済学者は、大きな影響として、ボルグナ(Barguna)県やピロジプール(Pirojpur)県など21県の極貧層の雇用創出と貧困削減につながるとした。

また、政府に対し、電気やガスなどの施設を適切に確保し、国内外の投資家が南西地方に産業を設立することを促進するよう提言した。

「私たちは経済成長の実りを受け取るため、できるだけ早い時期に適切な計画を立てる必要があります。民間パートナーシップを持つ政府は、南西地方の農業ベースの産業を重視すべきです」

また、需要を満たすため、熟練労働力の育成に力を割くべきだとした。

さらに、より多くの雇用を創出するため、中小企業に多くの優先順位が与えられなければならないとし、政府は中小企業からも製品を購入すべきだと述べた。

ダッカ商工会議所(DCCI)のシャムズ・マウムド会長は、インド、ネパール、ブータン、ミャンマーなど、近隣諸国間の国際貿易に大きな影響を与えることが期待されるとした。

クルナ商工会議所のカジ・アミヌル・ホック会長は、パドマ多目的橋で国内最大市場(ダッカ)と接続するため、スムーズで恒久的、全天候型の道路リンクが確保できると述べた。

「フェリー乗り場で長く待つ時代が終わります。川を渡る時間を短縮することで、移動時間を節約し、他の重要な都市と行き来するアクセス性の改善をもたらします。そして、未開発だったこちら側の発展につながります」

アムヌル氏は、パドマ橋は国内や地域経済だけでなく、インド、ネパール、ブータンなど、近隣諸国間の国際貿易の促進にも大きな影響を与えることが期待できるとした。

また、多目的橋が完成することで、ダッカとモングラ(Mongla)港やペイラ(Payra)港が接続し、地域の接続性と貿易の画期になると述べた。

そのうえで、橋が雇用創出に重要な役割を果たし、ダッカ(Dhaka)やクルナ(Khulna)、ボリシャル(Barishal)管区の貧困を緩和することが期待できるとした。

ブリハッタル・クルナ・ウンナヨン・サングラム委員会のシェイク・モシャラフ・ホサイン委員長は、国内外の投資家が工場を設立しようと動き出しているため、近辺の土地需要が急速に増加していると指摘した。

「橋は南西地方の雇用創出に重要な役割を果たすでしょう。その上、インドやネパール、ブータンとの接続性が生まれる可能性があります」

モシャラフ氏は、パドマ多目的橋がこの地方のGDPに、少なくとも2~2.5%貢献するとの期待を示した。

Bangladesh News/Financial Express Dec 13 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/padma-bridge-to-initiate-industrial-revolution-in-21-districts-experts-say-1607773831
翻訳編集:吉本

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