【The Daily Star】バングラデシュ銀行(BB)は20日、東アジアの経済大国からの投資を多く引き出すことを目的に、日本の投資家が外国直接投資(FDI)促進プロジェクトの資金を利用する際の金利を引き下げた。
BBの通達によると、日本の投資家は、単独であろうとも国内企業との合弁事業であろうとも、現在の7%から5%へと、金利が引き下げられる。
また、日本への年間出荷額が10万ドル(1110万円)以上の国内輸出業者は、金融仲介業者に融資を提供するために設計されたプロジェクトから、融資を受けられるようになる。
このプロジェクトは、国内へのFDI流入に弾みをつけるため、政府が日本国際協力機構(JICA)の支援を受け、2017年に設立した55億タカ(72.7億円)の基金だ。
企業はこれまで、リファイナンスやプレファイナンスの形で、この基金から約14億タカ(18.5億円)を取得している。
リファイナンススキームの場合、銀行が企業に融資を行い、その後、銀行規制当局が貸し手に返済する。プレファイナンスの場合、貸し手は借り手に関する融資を行う前に、まずBBのスキームから資金を利用する。現在、タームローン、運転資金の両方が、起業家に提供されている。融資は5~10年の返済期間で、最大で1~2年の猶予期間が認められる。
プロジェクトの存続期間は2025年までで、その後はリボルビングファンドとなる。リボルビングファンドは、特定の目的のために設立され、基金への返済はその目的のために再び使用されることを前提としている。
Bangladesh News/The Daily Star Dec 21 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/interest-relief-japanese-investors-2014749
翻訳:吉本