【Financial Express】最新報告書によると、3月22日から11月28日までの9カ月間、全国で合計2205人が新型コロナウイルスの症状で死亡した。

この他、11月29日から12月12日にかけて、政府の保健規則に違反したとして、1629人が罰金刑に、159人が逮捕や拘留されたりした。

最新報告書は、ダッカ大学ジェノサイド研究センターにある「バングラデシュ平和観測所（BPO）」というプロジェクトが作成した。

BPOプロジェクトは、国連開発計画（UNDP）の財政支援を受け、複数の問題について定期的に報告書を発行している。今回の報告書は、全国紙や地方紙、テレビ、ニュースポータルなど、25のメディア情報をもとに報告書を作成したが、これらの情報について現場レベルの検証はない。

報告書によると、11月8日から14日にかけて、公共の場でマスクを着用していないことを理由に83人が逮捕・拘留されたが、その前週には同様の違反で罰金を科されたのはわずか6人だった。

また、11月15日から11月28日にかけては、政府の保健規則に違反したとして、1752人が罰金刑に、14人が逮捕や拘留された。

冬季、新型コロナウイルス第二波が流行する可能性が高いとのシェイク・ハシナ首相の警告を受け、各県行政は、保健規則の維持に力を入れるようになってきた。そのため、11月中旬以降、公共の場でマスクを着用していない市民への罰金や逮捕、拘留が急増したと報告書は分析する。

この間、新型コロナにより、ダッカ(Dhaka)管区では394人、チャットグラム(Chattogram)管区では733人の死亡が確認された。マイメンシン(Mymensingh)管区では61人が死亡したが、これは期間中の最低記録だったと、報告書は補足した。

シレット(Sylhet)、ラジシャヒ(Rajshahi)、ロングプール(Rangpur)、クルナ(Khulna)、ボリシャル(Barishal)管区の死者数は、それぞれ102人、223人、95人、353人、244人だった。

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コロナで2205人死亡：報告書