【Prothom Alo】規制がない中、バングラデシュでは電子廃棄物が毎年20%ずつ増えている。
2日、NGOボイス・オブ・インタラクティブ・チョイス・アンド・エンパワーメント(VOICE)と、プログレッシブ・コミュニケーション協会(APC)がダッカで開催した「バングラデシュにおけるデジタル技術の効率的な利用と効果的な電子廃棄物管理」と題したワークショップで明らかになった。
基調講演者のアブタブ・カーン・シャオン氏は、過去20年、携帯電話だけで1万504トンの廃棄物が発生したと述べた。また、毎年平均29万6302台のテレビが廃棄され、17万トンのゴミが発生する一方、船舶解体現場から250万トン以上の廃棄物が発生するとした。
電子廃棄物の収集には、およそ5万人の児童が非公式に関わっている。電子廃棄物にさらされることが、児童の死因の15%以上を占めているという。
様々なグループの参加者は、土壌や地下水、大気中流れ込む毒性の強い成分による汚染は、環境だけでなく、それにさらされる労働者や地域社会の健康をも脅かすものだと警告した。
「電子廃棄物管理規則」は2011年と2017年に改正された。だが、現在に至るまで進展は見られない。
出席者らは、電子機器メーカーを巻き込みながら、草の根レベルで電子廃棄物処理工場を設立することを求めた。
司会はVOICEのアーメド・スワパン・マウムド専務理事が務めた。
Bangladesh News/Prothom Alo Feb 2 2021
https://en.prothomalo.com/environment/bangladesh-generates-28m-tonnes-of-e-waste-every-year
翻訳:吉本