キッチン家電販売急増

キッチン家電販売急増

【The Daily Star】新型コロナウイルスパンデミックが続く中、市民の多くが感染を避けるために社会的距離を保ったり、自宅で過ごすことが多くなった。その結果、外食の機会は大幅に減った。

レストラン並みの料理を食べたいという欲求を満たすため、多くの家庭では自ら料理を作るようになった。そのため、キッチン家電の販売が急増している。

2020年のキッチン家電の市場規模は65億タカ(85.9億円)、前年の42億タカ(55.5億円)から55%伸びた。

これまで年間成長率は約10~12%とされていたが、業界関係者によると、信頼できる市場データがないために正確な数字ではないという。

ウォルトン、エレクトラ、シンガー、エコ、ミヤコ、セベック、パナソニック、フィリップス、シャープなどの大手メーカー製品が市場に流通している。

「パンデミックでキッチン家電の需要が急増しました」
日本ブランドシャープなどの現地代理店エスクァイア電子のマンズルル・カリム本部長は、市民は台所で自炊することが増え、キッチン家電の利便性に慣れてきたので、需要の上昇傾向は今後も続くと述べた。

市民がキッチン家電の使い方を理解するようになったため、オーブンや炊飯器、ミキサーなどの家電製品の需要は40~200%伸びたと、トランスコム・デジタルのサイカト・アザド販売部長も同じ認識を示した。

また、便利であること以外に、費用対効果が高く、維持することが簡単だということも伸びている理由の一つだとした。

地方での所得増加と電気の安定供給もまた、キッチン家電の需要を伸ばした。

市場リーダーのウォルトンも、2020年の洗濯機の売上げが前年比40%増になるなど、家電製品の需要が急増したと、ウォルトン家電のアル・イムラン最高経営責任者(CEO)は述べた。

家電業界は国内外で大きな可能性を秘めている。だが、これらの機会を活用するには、適切な政策支援が必要だとイムラン氏は補足した。

国内家電市場の大手企業シンガーは、パンデミックの影響で多くの市民が数カ月間の操業停止を余儀なくされたため、多様な家電製品の需要が急増したと本紙に語った。それがキッチン家電にもプラスの効果をもたらしたという。

シンガーなどのブランドの他、ノンブランドのメーカーでさえも、利益が拡大した。

各ブランドはこの機会を利用して、キャッシュバックや割引などのプロモーションを展開している。

わずか10年前に想像できなかったが、家電製品は私たちの日常生活を大きく変えた。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 3 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/kitchen-appliance-sales-surge-during-pandemic-2054017
翻訳編集:吉本

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