印 チッタゴン港の利用望む

印 チッタゴン港の利用望む

【The Daily Star】インド北東部に位置するミゾラム州は、バングラデシュとの二国間貿易を拡大するため、バングラデシュにあるチャトグラム(Chattogram)港を利用したいと考えていると、ティプ・ムンシ商業相が述べた。

ムンシ氏は、省内でミゾラム州のRラルタングリアナ保健・教育・商業相と会談後、記者団に述べた。

バングラデシュとミゾラム州は、約319キロに渡って国境を接しているが、そのほとんどが丘陵地帯で接続性が悪い。そのため、バングラデシュとミゾラム州間の貿易量や金額はわずかでしかない。

ミゾラム州政府は、二国間貿易の利益を享受できるよう、4カ所の国境市場を開設することに関心を示している。

「近々、ミゾラム州との間に少なくとも1カ所の国境市場を開設する予定です。私は4月と5月にミゾラム州を訪問し、開設できるように尽力します」
ムンシ氏は記者団に述べた。

また、バングラデシュ側のサジェク(Sajek)かデガムク(Degamukh)地域に国境市場を開設するとし、ミゾラム訪問後に決定するとした。

ミゾラム州はバングラデシュとの接続性を高めるため、ランガマティ(Rangamati)県ボロフコル(Borofkol)に666メートルの橋を建設したいと考えているという。

バングラデシュは、インドの7州とのビジネス拡大を望んでいるため、提案された橋の建設を検討する。

ミゾラム州からはランガマティ県へ至る18~19キロの河川ルートがあり、このルートを使ってチャトグラム港に入る予定だとムンシ氏は述べた。

ミゾラム州は、石や生姜、唐辛子、竹、砂糖、セメント、バナナ、チーク材などの主要産地で、バングラデシュは貿易の拡大によって多大な利益を得ることができる。

一方、バングラデシュからは、衣料品や化粧品、魚、肉、電化製品、食用油、加工食品などの輸出が見込まれる。

1986年にインド中央政府がミゾラム州政府と協定を結んで権限を認めたことで、同州は独自判断でミャンマーとのビジネスを継続している。

「ですから、バングラデシュとのビジネスも独自の判断で行うことができます」
ムンシ氏は補足した。

ラルタングリアナ氏は、デガムク地区に国境市場を設置するため、共同調査を求めた。
「私たちは貿易センターを設置する必要があります」

バングラデシュはミゾラム州にとって大事な貿易相手国であり、だからこそ貿易を拡大することが非常に重要だと、ラルタングリアナ氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 22 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/mizoram-wants-use-ctg-port-2064653
翻訳:吉本

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