【The Daily Star】人の集まりが増え、シャベ・バラットやボヘラ・ボイシャック(ベンガル新年)などの祭りが続くことで、タンパク質の需要が高まり、鶏肉価格が上昇している。業界関係者が述べた。

このスパイラルは、主食の米や食用油の価格上昇の影響を受ける消費者の財布の紐をさらに固くする。

昨日、ダッカの小売店では、鶏肉1kgあたり150～160タカ(198～211円)で、1カ月前に比べて3％上昇した。

政府が新型コロナウィルス国内初感染を発表して需要が大幅に落ち込んだ1年前に比べると、24％の上昇となる。

「多くの養鶏場がパンデミックで閉鎖され、まだ再開していません」
ガジプール(Gazipur)県で5500羽の鶏を飼うアブ・タヘルさんは述べた。

関係者によると、3月29日のイスラム教徒の祭り「シャベ・バラット」前に鶏肉需要が急増したという。

バングラデシュ家禽産業中央協議会のモシウル・ラーマン会長によると、パンデミックの影響で需要が落ち込み、多くの養鶏場が操業停止を余儀なくされ、損失を被っているという。

パンデミック発生前、養鶏業者は毎週1400万羽のヒナを孵化させていたが、2020年4月には700～750万羽に半減した。

政府が6月に移動制限を緩和したことで、生産量は回復してきたが、最近の需要急増に回復が追いついていないという。

「結婚式などの社会的なイベントが行われています。また、シャベ・バラットを記念して鶏肉を購入する人も増えてきました。ボヘラ・ボイシャックも鶏肉の需要が増える大きなイベントです」
ラーマン氏は述べた。

ダイアモンド・エッグ社のカエサル・アーメド社長は、鶏肉需要が落ち込んだとき、一部の農家が卵の生産に切り替えたと述べた。
「当時は卵価格が高かったのです。ですが、今は値下がりしてきたため、農家はまた鶏肉生産に切り替えるでしょう」

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需要急増で鶏肉価格上昇