国内初イエローティー誕生

国内初イエローティー誕生

【The Daily Star】国内では、ブラックティー、グリーンティー、ホワイトティーに続き、価値の高いイエローティーが開発された。これにより、高級紅茶を輸入するために必要な外貨を節約できるようになる。

また、価格競争力のある高価格帯紅茶の輸出で、より多くの利益を得ることができる。

バングラデシュ初のイエローティーを生産したのは、ハビゴンジ(Habiganj)県にあるブリンダバン茶園。

「以前、試験的に生産を始めましたが、今では商業生産しています」
茶園管理者のナシル・ウディン・カーン氏は述べた。

ミルザプール茶園の技術者マウムド・ハサン・プリンス氏は、このようなお茶は国内では生産されたことがないとし、ブリンダバン茶園は歴史を作ったと述べた。

また、イエローティーの開発はイノベーションを進め、他の茶園も追随するだろうと補足した。

中国原産のイエローティーは世界各国で徐々に人気が出ている。タイムズ・オブ・インディアの記事によると、フルーティーではっきりとした後味、滑らかな舌触り、心地よい香りを楽しむことができ、味が少し変わっているという。

この鮮やかな黄色は自然のものではなく、「密封黄ばみ」と呼ばれるプロセスによって得られたものだ。製法は、茶葉のポリフェノールを酸化させて黄色くした後、色と香りを保つための処理を施すという。

3月15日、チャトグラムでイエロティーの競売が行われた。6キログラムを競売にかけ、1キログラムあたり8300タカ(1万968円)の値をつけた。落札したのはスリモンゴル(Sreemangal)のポピュラー・ティー・ハウスだった。

3月18日にはスリモンゴル・オークション・センターでも競売が行われた。ここではスリモンゴル・ブローカーズ社が1万2200タカ(1万6121円)で落札した。

「イエローティーは、バングラデシュ茶葉史上、最高価格で競り落とされました」
バングラデシュ茶園商人協会のジャファー・タラフダー理事は述べた。

1920年設立のブリンダバン茶園の面積は約1183.37エーカーで、約1千人の従業員が働く。

上記カーン氏によると、ホワイトティー生産に成功した後、イエローティーにも成功したという。

「イエローティーは国内外でとても需要があります。このお茶が商業的に生産されれば、多くの外貨を稼ぐことができるでしょう」
カーン氏によると、ホワイトティーやイエローティーを生産するために特別な樹を植える必要はないという。同じ茶葉に特殊な加工を施して作る。

イエローティーは、多くの国で通常茶葉の数倍で取引される。

インドではイエローティー1kgあたり7万5千ルピー(12万1246円)で販売されている。カーン氏によると、特に欧州でこのお茶の需要が非常に高いという。

ブリンダバン・ティーガーデンは今年、500kgのイエローティーを生産することを目標としている。

上記、タラフダー氏によると、輸入ホワイトティーは1kgあたり7千タカ(9250円)だが、国内では4500タカ(5946円)で入手できるという。

国内には、輸入ブラックティー、グリーンティー、ホワイトティー、イエローティーを飲む人が約3万2千人いる。

「これらの茶葉を半額で提供できれば、彼らは外国産を買わなくなるでしょう。国内外の紅茶市場を獲得したいのであれば、多様化を重要視しなければなりません」

「そうすれば、輸入量は下がります。また、価格が下がることで、輸出が増える可能性があります」
タラフダー氏は述べた。

2020年、バングラデシュでは約8639万kgの紅茶が生産されたが、悪天候のために前年比10.01%減となった。年間消費量は約8400万kgとなっている。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 23 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/yellow-tea-produced-first-time-2065245
翻訳:吉本

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