日経アジアが評価

日経アジアが評価

【Financial Express】日経アジアは「バングラデシュの50年:独立後の歩み」という記事の中で、バングラデシュ経済が好調で輸出が急増していることを評価した。また、1971年以降、アパレル製品の輸出や送金の急増が経済を牽引し、成長率でパキスタンを上回っていることを紹介した。

さらに、コロナパンデミックの中、バングラデシュ経済が回復力を発揮したことを紹介し、政府のタイムリーな刺激策や2020年5月に工場を再開させた決定を評価した。

だが、世界人口の2.0%に当たる1億6300万人の国民を貧困から脱却させるにはさらなる発展が必要だとしている。

世界銀行(WB)のデータによると、バングラデシュの成長率は2019年に8.0%を超えた。パキスタンから分離独立したとき、一人当たりの国内総生産はパキスタンの約4分の3だったが、2019年には約45%も上回った。

また、WBの低中所得国の定義は一人当たりの国民総所得が1036ドル(11万4983円)から4045ドル(44万8942円)の間とされるが、バングラデシュは2015年に低中所得国の地位に達した。さらに、2026年に国連の「後発開発途上国」リストから外れる予定だ。

一方、中央銀行であるバングラデシュ銀行(BB)によると、海外で働くバングラデシュ人からの送金額は、現会計年度が始まった2020年7月からの8カ月間で167億ドル(1兆8535億円)に達し、前年同期の送金総額を33%上回った。

また、若い労働力と女性の労働参加率の高さは、特に輸出向けの労働集約型の衣料品産業において、国の発展に大きな役割を果たしているとした。

WBのデータでは、バングラデシュは15歳以上の女性の36%が経済活動に参加し(2019年)、パキスタンの22%、インドの21%と比較しても遜色はない。

反面、貧困ライン以下で生活する人口の割合は、2000年の48.9%から2018年の21.8%へと半分以上になったとはいえ、人口基盤が大きいことで、政府は3500万人以上の人々の生活水準を引き上げるためにより多くの努力が必要だとした。

新型コロナウイルス対策については、人口100万人あたりの感染者数は日本より少なく、ワクチン接種を進めていることから、比較的うまくいっているとした。

Bangladesh News/Financial Express Apr 25 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/nikkei-asia-praises-bangladeshs-growth-govt-efforts-during-pandemic-1619364907
翻訳編集:吉本

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