セメント株に活気

セメント株に活気

【The daily Star】セメント価格の上昇で、今年の1~3月期、すべてのセメントメーカーが増益となった。これが結果的にセメントメーカーの株価を押し上げた。

31日のダッカ証券取引所(DSE)のベンチマーク指数DSEXは、17ポイント(0.29%)下落し、5990となったが、全産業の中でセメント株だけは6.26%と最も上昇した。投資信託株は1.84%と最も下落、繊維株、銀行株が続いた。

「上場しているセメントメーカーが増益を発表したことが、株価上昇の主な理由です」
グローバル・セキュリティーズのリチャード・デロザリオ社長は、投資家はある産業の収益が上がるとその株を買いたくなるものだと述べた。

同社幹部は、売上増加に加え、国内のセメント価格上昇で収益が増加したと述べた。

コンフィデンス・セメントは31日、今年度の1~3月期の1株当たり利益が約3倍の7.8タカ(10.3円)になったと発表した。

このニュースが流れた後、同社の株はDSEで9.97%上昇して上昇率トップとなり、ダッチ・バングラ銀行、MIセメント、ラヒマ食品、プレミア・セメントが続いた。

コンフィデンス・セメントの増収は、販売量の増加、材料費の削減、金融費用の減少などによるものだという。

上場セメント会社トップのA氏は、すべてのセメント会社が、自社製品の国内価格を約10%引き上げたと述べた。
「この値上げにより、直近4半期でより高い利益を上げるチャンスが得られました」

セメント会社はこれまで価格低下のため苦戦してきた。
「販売量が生産能力を大幅に下回り、さらにコストに比べてセメント価格が安かったため、損失を出したところや、わずかなマージンしか得られなかったところもあります」
A氏は補足した。

今年1~3月期、全セメント会社が前年同期比で増益となった。

アラミト(Aramit)セメントは、ここ数4半期にわたって損失を計上してきたが、黒字に転換した。

31日、最も多く取引されたのはベキシムコの12.5億タカ(16.5億円)で、コンフィデンス・セメント、ラファルゲ・ホルシム(LafargeHolcim)バングラデシュ、ダッチ・バングラ銀行、IFADオートスが続いた。

市場のもう一つの重要指標である売買高は、19.21%減の173.6億タカ(229.4億円)だった。銀行株が全体の19.11%と、売買高の大半を占めた。

DSEでは102銘柄が上昇、203銘柄が下落、54銘柄が横ばいとなった。

12.65%と最も下落したのはユニオン・キャピタル、以下、第一ファイナンス、プラガティ生命保険、ルパリ生命保険、サンライフ保険が続いた。

チッタゴン証券取引所(CSE)でも証券取引所の総合指数CASPIが19ポイント(0.11%)下落し、1万7359となった。

取引された297銘柄のうち、89銘柄が上昇、169銘柄が下落、39銘柄が横ばいとなった。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 1 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/higher-profits-give-fillip-cement-stocks-2102593
翻訳編集:吉本

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