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【The Daily Star】早期運行の期限に間に合わないことを悟ったメトロ鉄道当局は、第1期工事区間のウッタラ(Uttara)-アガルガオン(Agargaon)のサービス開始を来年12月とすることにした。
国内初のメトロ鉄道の運行開始は、直近まで今年12月としていたが、新型コロナパンデミックにより、物理的作業が遅れていた。
「ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)が、2022年12月までにMRT6号線のウッタラ-アガルガオン間の旅客輸送を行う計画が進行中なのは注目に値します」
AHMムスタファ・カマル財務相は3日の予算演説で述べた。
プロジェクトの実施機関であるDMTCLのMANシディック社長は、メトロ鉄道の運行開始日は同社ではなく政府が決めるとし、パンデミックによって状況が著しく悪化しない限り、財務相が予算演説で述べたことを実現することは可能だとした。
そんな中、メトロ車両2編成がダッカへ到着した。5月11日に最初の試運転が行われたが、ナズルル・イスラム道路交通・ハイウェイ局長は、21年12月の期限に間に合わないだろうと述べていた。
試運転後、MANシディック氏は本紙の取材に対し、車両基地内で性能テストを開始し、のちの線路上で試運転を行うとした。
シディク氏は各国の例を挙げながら、テストには半年から1年、場合によってはそれ以上かかることもあるとし、テスト成功後から正式にサービスを開始するまで、最大10週間の試運転を行うと述べた。
また、パンデミックではあるか、来月からは第2期工事区間のアガルガオンとモティジール間の線路の敷設を開始できるとした。
5月時点でプロジェクト全体の進捗率は64.91%。第1期工事区間の進捗率は85.74%、第2期工事区間は62.52%だった。プロジェクトの月次進捗報告書によると、線路やその他の機器の設置、車両の調達は56.04%となっている。
政府は2030年までに、ダッカとその周辺地域に高架鉄道と地下鉄合わせて6路線、128.74kmのメトロ鉄道網を建設する計画を立てている。
Bangladesh News/The Daily Star Jun 6 2021
https://www.thedailystar.net/backpage/news/uttara-agargaon-metro-rail-launch-now-aimed-dec-2022-2105609
翻訳編集:吉本