
【Financial Express】国内最長のインフラ整備が順調に進んだため、6.15キロのパドマ橋は6月25日に開通する予定だ。
政府関係者は、正式開通日は首相か運輸相が明らかにするが、6月最終週のいずれかだとした。
プロジェクト事務局は6月15日以降に正式発表するよう当局へ伝えたが、イード休暇による労働力の制約のため、複数の細かい作業が保留されたままだという。
「6月25日を目標にすべての作業が進められていますが、橋梁局と大臣との間で話し合いが行われているので、日付は変更される可能性があります」
関係者は補足した。
パドマ多目的橋プロジェクト事務局によると、主橋の98%は完成し、昼夜を問わず車が通行でき、アスファルト工事も完了したという。一方、送電線が通るまで10日程度かかるなど、まだ細かい作業は残っているとした。
また、橋柵はまだバングラデシュに届いていない。
プロジェクトディレクターのモハンマド・シャヒクル・イスラム氏によると、現在、橋の上をアスファルトを積んだ大型車両が走っているという。
橋柵の到着が遅れていることについてイスラム氏は、橋には欄干が設置してあるため、落成式は柵なしで行うことができるとした。
だが、モハンマド・モンジュール・ホサイン橋梁局長は、橋の開通日は、今後1~2週間かけて残り作業を行った後で最終決定されるとした。
「作業の進捗状況によっては、数日中に日付を確定できるかもしれません」
ホサイン氏は本紙に述べた。
パドマ橋は2009年1月に着工した現政府の優先プロジェクトだ。上部を道路、下部を鉄道とする鋼鉄トラス合成の2層構造で、世界で最も深い基礎を持つ橋だ。
10億ドル規模のこのプロジェクトは開始以来何度も難題を乗り越えてきた。プロジェクト事務局は開発パートナーによる資金の引き揚げ、設計上の欠陥、建設作業の遅れなどで、期限を4度修正した。
政府は開通日に道路と鉄道の両方を走らせることを宣言したが、鉄道の運行は最終的に見送られた。
鉄道部分の工事は、道路橋の完成後、バングラデシュ鉄道が開始する。
Bangladesh News/Financial Express May 10 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/padma-bridge-may-open-on-june-25-1652151116
翻訳編集:吉本