【Financial Express】マスド・ビン・モメン外務副大臣は27日、今年12月までにロヒンギャ難民の本国帰還を試験的に開始すると明らかにした。
また記者団に対し、外務省局長を団長とするハイレベル代表団が9月にミャンマーラカイン州を訪問するとした。
「ミャンマー政府は、彼らがロヒンギャ用に構築した環境とインフラを代表団に見せるため、今回の訪問を提案しました」
「バングラデシュ代表団の訪問後、ミャンマーはコックスバザールのロヒンギャキャンプに、ミャンマー代表団を派遣する予定です」
マスド氏は、ミャンマー代表団はロヒンギャに対し、帰還に有利な環境を確保するために講じた措置について説明する予定だとした。
また、記者団に質問に対し、バングラデシュは本国帰還第一段階として、約3千人のロヒンギャのリストを引き渡したと述べた。
このうち、同じ地域や家族を優先させた約1千人が最初に帰還する。
マスド氏は、バングラデシュは安全で自発的かつ尊厳ある本国帰還に尽力しているとしたうえで、複数の国際機関はラカイン州には適切な環境がないと主張し、ロヒンギャの帰還を懸念していると述べた。
2017年8月にロヒンギャがバングラデシュに流入して以来、本国帰還の試みは2回行われたが、ロヒンギャが安全の欠如を理由に拒否したため、いずれも実現していない。
マスド氏はまた、最近、バングラデシュ流入6年を記念してロヒンギャがコックスバザールキャンプで企画したプログラムの中で、彼らが故郷であるミャンマー・ラカイン州に帰りたいことを明らかにしたと述べた。
ミャンマー治安部隊による残忍な弾圧により、2017年以来、100万人以上のロヒンギャがバングラデシュへ避難している。
Bangladesh News/Prothom Alo Aug 27 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-plans-to-start-rohingya-repatriation-before-december
翻訳編集:吉本