英国政府が主力グリーンエネルギー計画を発表

英国政府が主力グリーンエネルギー計画を発表
[Financial Express]ロンドン、7月25日(ロイター):英国の新労働党政権は火曜日、主力のグリーンエネルギーインフラ計画を発表し、洋上風力発電所の開発に向け王室のビジネス部門と数十億ポンド規模の提携を結ぶと発表した。

英国のキール・スターマー首相は、英国が化石燃料からの脱却を進める中、国内の再生可能エネルギープロジェクトへの資金提供を主導するために、グレート・ブリティッシュ・エナジーという公的機関を設立している。

スターマー氏は英国のエネルギー「自立」を確保するという公約について、「われわれの手の届くところに巨大な目標があり、そこへ到達するための競争が始まっていることは間違いない」と述べた。

労働党は英国の気候変動目標の達成を目指しており、政権は今後5年間で83億ポンド(100億ドル)の公的資金を割り当てる予定だ。

また、石油やガスの外国輸入への依存を減らすことでエネルギー価格を下げたいと考えている。

GBエナジーは民間投資の誘致も目指しており、政府は600億ポンドの民間投資の活用を目的とした王室の土地・不動産保有会社との初の提携を発表した。

クラウン・エステート(王室財産管理会社)は独立して運営される事業であり、その利益は政府に渡り、政府は王室の公務を支えるためにそのわずかな部分を王室に渡している。

同社は欧州最大の不動産帝国の一つで、英国の海底の広大な土地を所有しており、洋上風力発電の開発で大きな商業的可能性を秘めている。

クラウン・エステートは、GBエナジー・パートナーシップが2030年までに、約2000万世帯に電力を供給するのに十分な最大30ギガワットの新たなエネルギーを生産するのに十分な沖合の土地をリースすると見積もっている。

政府のデータによると、英国は現在、洋上風力発電でわずか14ギガワットのエネルギーを生産している。


Bangladesh News/Financial Express 20240726
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/uk-govt-launches-flagship-green-energy-plan-1721931491/?date=26-07-2024