パキスタン財務大臣、北京で債務軽減を求める

[Financial Express]イスラマバード、7月25日(ロイター):パキスタンのムハンマド・アウラングゼブ財務相は25日、国際通貨基金(IMF)が提案する電力部門の構造改革に関する協議を開始するため北京に到着したと政府筋2人が明らかにした。

同氏らによると、同氏は北京で中国の財務相と会談し、同財務相はアワイス・レガリ電力相とともに代表団を率いて、約150億ドルのエネルギー部門債務の再編を含むいくつかの提案を中国側と協議する予定だと付け加えた。

国境を接する両国は長年同盟国であった。

パキスタンはこれまで、中国からの融資の繰り越しや支払いによって対外資金需要を満たしてきた。

パキスタン財務省、アリ・ペルバイズ・マリク財務次官、中国財務省はコメント要請に応じなかった。

財務相と電力相は先週ロイター通信のインタビューで、北京訪問の際に電力部門の改革について協議する予定であると述べたが、時期については明らかにしなかった。

中国はパキスタンで200億ドル以上のエネルギープロジェクトを計画している。

この改革は国際通貨基金(IMF)が提案したもので、同基金は今月、多額の負債を抱える南アジア経済に対する70億ドルの救済に合意した。

パキスタンの電力部門は、電力盗難と配電損失率の高さに悩まされており、その結果、生産チェーン全体で負債が蓄積しており、IMFもこれを懸念している。

レガリ氏は、政府は補助金や未払い料金により電力部門で積み上がる公的負債である「循環債務」を年間1000億パキスタンルピー(3億6000万ドル)削減するための構造改革を実施していると述べた。

貧困層や中流階級の世帯は、昨年行われたIMFの救済措置の影響を受けている。この救済措置には、4月に終了した資金援助プログラムの一環として電気料金の値上げも含まれていた。


Bangladesh News/Financial Express 20240726
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