中国需要の落ち込みでブレント原油、米原油先物下落

中国需要の落ち込みでブレント原油、米原油先物下落
[Financial Express]ヒューストン、7月26日(ロイター):中国の需要減退と、中東の緊張とそれに伴う供給懸念を緩和する可能性があるガザ停戦合意への期待から、ブレント原油先物と米国産原油先物は金曜日、1バレル2ドル以上下落した。

ブレント原油は、米国中部夏時間午前9時56分(グリニッジ標準時午後14時56分)時点で、1.81ドル(2.2%)安の1バレル80.56ドル。ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)は1.84ドル(2.36%)安の1バレル76.44ドル。

米国の石油精製業者も、9月初旬の夏のドライブシーズンの終わりが近づくにつれて、生産量を削減する準備を進めている。

国内第2位の石油精製会社バレロ・エナジーは木曜日、第3四半期に同社14カ所の製油所が総生産能力の92%で稼働すると発表した。バレロの製油所は第2四半期に94%の稼働率だった。

今週、ブレント原油は1%以上下落し、WTI原油は2%以上下落した。

7月20日発表の数字によると、中国の燃料油輸入量は2024年上半期に11%減少したとされており、中国全体の需要見通しに対する懸念が高まっている。

「昨日発表された米国のGDP成長率が予想を上回ったことで、当初は原油市場は支えられた」とCFIの教育・研究部門グローバル責任者、ジョージ・クーリー氏は述べた。「しかし、こうした上昇は中国の原油需要減少への懸念によって影を潜めてしまった」

中東では、ガザでの停戦への期待が高まっている。

停戦は数か月間交渉されてきたが、米国当局は、ハマスによる女性、病人、高齢者、負傷者の人質解放と引き換えに、6週間の停戦合意にこれまで以上に近づいていると考えている。

しかし、PVMの石油アナリスト、タマス・バルガ氏は、カナダの山火事による生産への脅威、米国の原油在庫の大幅な減少、そして好調な経済データを受けて9月に米国の金利が引き下げられるとの期待が続いていることから、原油価格の下落は抑えられたと述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20240727
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/brent-us-crude-futures-fall-on-sagging-china-demand-1722019245/?date=27-07-2024