フランス、列車運行中止、破壊行為者の捜索継続

[Financial Express]パリ、7月27日(BBC):一連の「組織的」放火事件の被害を受けたフランスの高速列車10本のうち3本が土曜日に運休となる。

フランスのガブリエル・アタル首相は、オリンピック開幕を前に鉄道網が麻痺したことを受け、治安部隊が引き続き「破壊工作員」の捜索を行っていると述べた。

国鉄SNCFは、土曜日に運行される列車はパリ発着の主要路線で最大2時間遅れとなり、ユーロスターの4分の1の運行も中止されると発表した。

フランスの運輸大臣は、月曜日の朝までに運行が通常に戻るだろうと述べた。

SNCFは、損害に対する責任の主張はまだ出ていないと述べた。

同社は、従業員らが「雨の中、厳しい状況下で一晩中作業し」被害を修復したと述べた。

この「戦略的」破壊行為では、オリンピックの開会式が首都で始まる数時間前に、北線、ブルターニュ線、南西線の分岐点にあるケーブルボックスに火がつけられた。

政府当局者らによると、破壊工作員らは鉄道網の安全な機能に不可欠な特殊な光ファイバーケーブルを切断し、放火した。

捜査関係者はAFP通信に対し、この作戦は「十分に準備され」ており、「単一の組織」によって組織されたと語った。

鉄道労働者らは4号線で安全装置を破壊しようとする試みを阻止した。

「現時点では、北方面の交通は日曜日も引き続き混乱するが、大西洋方面の交通は週末には改善するはずだ」と鉄道網の広報担当者は土曜日の朝に語った。

SNCFは金曜日に約25万人の乗客が影響を受けたと推定し、パトリス・ベルグリエテ運輸次官は3日間で最大80万人が影響を受ける可能性があると述べた。

ロンドンからパリまでの国際列車を運行し、フランスの高速鉄道も利用しているユーロスターは、週末は列車の4分の1が運行されないと発表した。

混乱は月曜日まで続くと予想されており、旅行者は旅行を延期するよう勧告されている。

金曜日に影響を受けたユーロスターの乗客の中には、オリンピックの開会式に電車で行く予定だったが飛行機に乗らざるを得なくなったサー・キール・スターマー首相もいた。


Bangladesh News/Financial Express 20240728
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/france-cancels-trains-hunt-for-vandals-continues-1722094403/?date=28-07-2024