外国銀行によるインド国債の購入は2024年に過去最高を記録

外国銀行によるインド国債の購入は2024年に過去最高を記録
[Financial Express]ムンバイ、7月31日(ロイター): 公式データによると、外国銀行は今年これまでに160億ドル相当のインド国債を購入しており、わずか7カ月で昨年全体の記録的な購入額を上回った。

複数のトレーダーによると、インド国債が先月JPモルガン新興国市場指数に組み入れられるのを前に、また金利低下が見込まれることからリターン向上への期待から、取引が活発化したという。

さらに、同国の銀行システムの流動性余剰は今月、ほぼ1年ぶりの高水準に達し、これも需要を押し上げており、今後も堅調に推移すると予想されるとトレーダーらは付け加えた。

外国人参加者による継続的な購入により、地元銀行への供給吸収の圧力が軽減されるだろう。

特に外国の銀行や外国のポートフォリオ投資家は短期債を求める可能性が高く、利回りは低下し、利回り曲線は急勾配になる。

CCILのデータによると、外国銀行は2024年に入ってからこれまでに純額で1兆3700億ルピー(163億7000万ドル)相当の債券を購入しており、これは今年の総供給量のほぼ5分の1に相当する。

これらの購入額は2023年全体で過去最高の1兆2,200億ルピーとなった。

10年債利回りは7月に9ベーシスポイント(ブプス)低下し、5年債利回りは16ブプス低下した。

同社の市場責任者シッダールト・バチャワット氏は、利回りは低下する余地があり、バークレイズは引き続き前向きな姿勢を維持していると述べた。

「当社は長期の見通しを維持しています...強力なマクロ環境、好ましい需給動向、増加する外国人の関心、裁量的関心、すべてが良い兆しです。」

BNPパリバのインドにおけるグローバル市場責任者、アクシャイ・クマール氏は「外国銀行による購入は短期債に集中しており、それがこのセグメントの上昇につながった理由だと思う」と語った。

DBSは10年債利回りが10月までに6.75%を試すと予想している一方、シティは3月までに6.70%になると予想しており、これは現在の水準から平均で約18ベーシスポイントの低下となる。

中国工商銀行の財務責任者アロック・シャルマ氏は、利下げサイクル次第では短期債の利回りが最大25ベーシスポイント低下する可能性があると述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20240801
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/foreign-banks-purchases-of-indian-bonds-hit-record-high-in-2024-1722450963/?date=01-08-2024