[The Daily Star]中国は、世界第2位の経済大国である同国の成長を圧迫している弱点である家計消費の拡大を目的とした一連の指令を発表した。この計画は、児童・高齢者介護、食品・飲料などの分野を対象としている。
習近平国家主席を含む指導部は先月、共産党幹部らの会合に続いて、国内消費の拡大と低迷する不動産セクターへの圧力緩和に協力すると約束した。
中国の内閣にあたる国務院は土曜日の夜、ウェブサイトで20項目の一般指令のリストを公開した。これは、成長を妨げていた厳しいパンデミック対策が2022年末に解除され、経済が回復する中で、省庁や地方自治体向けの一般的なロードマップを構成するものだ。
この計画には予算案は含まれていないが、高齢化が進む国で成長の可能性がある分野である「高齢者向け介護サービスの供給を増やす」ことを当局に求めている。
また、教育費の高騰と社会保障の不足により、子どもを産むことを選択する若者が減少していることから、育児サービスの発展も求められている。
文書によると、3歳未満の子供と高齢者の介護費用を相殺するために所得税の減税も計画されている。
北京はまた、サービス部門の条件を満たす中小企業が、特に銀行からのより大きな金融支援の恩恵を受けられるようにすると約束した。
この計画では、食をテーマにした祭りの開催を増やし、地元民に人気の屋台料理「スナック」の宣伝を行うほか、食品・飲料業界の大手外国企業に中国初進出を奨励するとしている。
中国は今年のGDP成長率を「約5%」と目標としているが、先月発表された公式統計によると、第2四半期の成長率は前年比4.7%に急減速した。
国内総生産の4分の1を占める不動産市場における長期にわたる債務危機により、同国の成長は打撃を受けている。
Bangladesh News/The Daily Star 20240805
https://www.thedailystar.net/business/news/china-issues-plan-boost-household-consumption-3669826
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