インドのベンチマーク指数は利益確定の動きの中で世界経済の回復に追随できず

[Financial Express]ベンガルール、8月6日(ロイター):インドの主要株価指数は火曜日に下落した。利益確定の動きに押され、世界経済は概ね好調だが、アナリストらは株価評価への懸念と世界的不確実性がセンチメントを悪化させる要因だと指摘している。

NSEニフティ 50指数は0.26%下落して23,992.55となり、S月曜日の世界的な売りによりインド株の時価総額が約2500億ドルも消失したことを受け、同指数は同日早くに約1.2%上昇していた。

プロフィットマート証券の調査責任者アビナッシュ・ゴラクシャカール氏は「月曜日のインド株の動向は過剰反応だったが、市場は調整局面を迎えており、投資家が米経済と利下げの軌道に関する明確化を待つ中、引き続き低調な動きが続くだろう」と述べた。

「率直に言って、インド市場には有利な評価で取引されている主要セグメントが存在せず、それが購入意欲を損なっている」とゴラクシャカール氏は語った。

インドの指標の下落は、世界の広範な好調なセンチメントとは全く対照的で、ほとんどのアジア市場は上昇して取引を終えた。

MSCIアジア(日本を除く)指数は約1%上昇し、米国株価指数先物も回復した。

国内では、大手民間金融機関HDFC銀行の約1%の下落に牽引され、ウェイトの高い金融株が1.07%下落した。

アナリスト2人は、HDFC銀行のような大手銀行は資本保全には役立つものの、短期的には高い収益を生むことはなく、一部の投資家は利益確定を余儀なくされるだろうと述べた。

収益のかなりの割合を米国から得ている情報技術企業は0.49%上昇した。月曜日には3.26%下落していた。

バングラデシュの政情不安の中、ウェルスパン・リビング、トライデント、ゴカルダス・エクスポート、KPRミルなどの繊維メーカーの株価は2.9~15%上昇し、少なくとも1人のアナリストは大手ブランドが代替手段としてインドに目を向ける可能性があると述べている。

より幅広く、より国内に焦点を当てた小型株と中型株はそれぞれ約0.4%と0.6%下落した。


Bangladesh News/Financial Express 20240807
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/indian-benchmark-indexes-fail-to-track-global-recovery-amid-profit-booking-1722970518/?date=07-08-2024