世界的な株価上昇を受け、湾岸株は全般的に上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、中東の株価は水曜日に全般的に上昇し、米国の景気後退懸念などから今週初めに世界的に急激に下落した株価からの回復が続いた。

サウジアラビア、ドバイ、アブダビの株式市場はいずれも上昇して取引を終え、欧州とアジアの株式も上昇した。アジアでの株価上昇は日経平均株価の上昇が牽引したが、これは市場が不安定な中で日本銀行が予想外に利上げに慎重姿勢に転じたことによる。

米連邦準備制度理事会(FRB)の政策担当者らが月曜日遅く、7月の雇用統計が予想を下回ったことは経済が景気後退の急降下にあることを意味するとの見方を否定したことを受け、一部の投資家は米経済の見通しを再評価した。

CMEフェドウォッチツールによれば、市場はFRBが9月に金利を50ベーシスポイント引き下げる確率を65%と織り込んでおり、前日の85%から上昇している。

湾岸協力会議(GCC)の6カ国では、ほとんどの地域通貨が米ドルに固定されているため、金融政策は通常、FRBの決定によって導かれる。

サウジアラビアの主要株価指数は0.4%上昇し、石油大手サウジアラムコは2%上昇した。

アラムコは日本の住友化学から石油化学合弁会社ペトロ・ラービグの株式22.5%を7億200万ドルで買収すると両社が水曜日に発表し、赤字事業の立て直し戦略の概要を示した。

ペトロ・ラービグの株価は10パーセント急騰した。

ドバイの主要株価指数は、優良不動産開発業者エマール・プロパティーズの2.9%上昇に牽引され、1.5%上昇した。

一方、ドバイの主要空港は今年、上半期の利用者数が前年比8%増加し、記録的な数に達する見込みだと、運営会社のドバイ空港が水曜日に発表した。

アブダビでは指数は1.1%上昇して終了した。

カタールの指標株価は0.3%上昇し、イスラム金融会社マスラフ・アル・ラヤンは1.3%上昇した。

湾岸諸国以外では、エジプトの優良株指数が1.5%上昇し、タラート・モスタファ・グループは4%上昇した。

エジプト中央銀行は水曜日、エジプトの海外労働者からの送金が4~6月期に75億ドルに達し、前年同期の46億ドルから増加したと発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20240808
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/gulf-shares-broadly-extend-gains-amid-global-stock-rebound-1723050077/?date=08-08-2024