供給懸念が残る中、ココアは上昇、アラビカは2週間ぶりの高値

[Financial Express]ロンドン、8月7日(ロイター): ICEココア先物は水曜日、投資家らが引き続き供給ひっ迫を懸念したことから上昇。一方、アラビカコーヒーは、最大の生産国ブラジルの収穫に対する懸念から2週間ぶりの高値を付けた。

12月ロンドン産ココアは12時3分(GMT)時点で3.2%上昇し、1トン当たり5,600ポンドとなった。

ロイターがトレーダーとアナリスト12人を対象に実施した調査によると、カカオ価格は供給不足が続いているため今年も上昇を続け、2024年末までに昨年の2倍以上に高騰すると予想されている。

ディーラーらはロンドンとニューヨーク両市場で9月限のプレミアムが12月限より上昇しており、短期的な供給が逼迫していることを示唆していると指摘した。

リフィニティブのアナリスト、マルチン・ゴルスキ氏は、今後10日間は西アフリカのカカオ生産地域全体で暖かく乾燥した気候が続くと述べ、9月に遅い雨が十分に降らなければ水分不足に悩まされる可能性があると付け加えた。

12月のニューヨーク産ココアは4.2%上昇し、1トン当たり7,054ドルとなった。

コーヒー

9月のアラビカコーヒーは2.9%上昇して1ポンド当たり2.3960ドルとなり、2週間ぶりの高値2.4050ドルを記録した。

ディーラーらは、ブラジルではここ数週間、乾燥した暑い天候が続いており、それが現在の収穫物の品質を低下させ、来シーズンの収穫に対する懸念を引き起こしていると指摘した。

ブラジル最大のコーヒー輸出業者である協同組合クースーペは、今年のコーヒーの収穫量に関する見通しを変更し、現在、事業を展開している地域で前年比で減少すると予想している。

それでも、これまでのところ同国の輸出は好調だ。政府のデータによると、ブラジルの生豆コーヒーの出荷量は7月に20万2266トンと、前年の14万454トンから増加した。


Bangladesh News/Financial Express 20240808
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