気候変動が猛暑夜の増加を促進

[Financial Express]パリ、8月8日(AFP): 人間が引き起こした気候変動により、世界中のほぼ3人に1人が暑い夜を過ごす回数が大幅に増加していると、世界規模の分析が木曜日に発表した。

夜間の気温が高いと、人体が冷却され、日中の暑さから回復できなくなるため、危険になる可能性があります。

世界保健機関(WHO)は、夜間は室温を24℃以下に保つことを推奨しています。この温度を超えると睡眠が不快になる可能性があります。

WHOによると、これは乳児、高齢者、慢性的な健康状態にある人々など、脆弱な人々にとって特に重要である。

しかし、科学者と気候コミュニケーターの独立団体であるクライメート・セントラルによると、気候温暖化の原因となる排出物を大気中に放出する石炭、石油、ガスの燃焼が、夜間の気温が25度を超える上昇を助長しているという。

調査によると、過去10年間で夜間の気温が25度を下回らない期間を年間平均で少なくとも2週間以上経験した人は約24億人に達した。

「特に暑い時期の夜間の気温上昇は睡眠を妨げ、日中の気温上昇からの身体の回復を遅らせる可能性があり、どちらも健康に連鎖的な影響を及ぼす可能性がある」と、ローレアート脳研究所の主任科学者ニック・オブラドビッチ氏はAFPに語った。

今年は猛暑の記録が破られ、インドからサウジアラビア、メキシコに至るまで、世界各地で極端な気温が続き、夜間も気温が高い日が続いている。

この分析では、過去のデータを組み込んだモデルを使用した査読済みの方法論に基づき、2014年から2023年までの暑い夜の年間平均を、人為的な気候変動がない架空の世界と比較した。

多くの国では長期にわたる歴史的データが不完全であったり欠落していたりするため、研究者らは、唯一変化したのは大気中の炭素量であるという架空の世界と研究結果を比較することにした。

カリブ海の国トリニダード・トバゴでは、気温が25度を超える夜が年間47日増え、どの国よりも気温上昇が大きかった。インドの都市ムンバイでは、暑い夜がさらに2か月続いた。

25℃という閾値は「それ以下なら健康に問題がなく、それを超えると健康を害するという厳格な数値ではない」と、分析には関与していないオブラドビッチ氏は説明した。


Bangladesh News/Financial Express 20240809
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/climate-change-fuelling-rise-in-hot-nights-1723130850/?date=09-08-2024