[Financial Express]カイロ、8月12日(ロイター): エジプト最大の単一入札でウクライナ産小麦が1トン当たり244ドルという最低価格で提示されたが、トレーダーらによると、支払い条件の遅れと輸送期間の長さにより、この価格は割高となっている。
この入札では10月から4月の出荷期間で380万トンの供給を目指しており、15の供給業者から約102件の入札が提出された。
「2つの主な要因は、270日間という長期の信用状とリスク要因だ。地政学的状況であろうと市場のボラティリティであろうと、将来の状況は保証されていない」と、高値について地元トレーダーの1人は語った。
エジプトの国営穀物買い付け機関であるエジプト穀物供給総局は先週、戦略変更の一環として大規模な入札を開始した。これは、最近の世界的な小麦価格の下落に乗じたものとみられる。今月初め、価格は約4年ぶりの安値に落ち込んだ。「GASCが全量買い付ける可能性はあると思う。小麦と海上輸送の両方で相当数の入札がある」と欧州のトレーダーは語った。
「しかし、価格が下落し、ロシアが輸出税を引き下げているにもかかわらず、支払い条件の遅延により購入コストが上昇しそうだ。」
世界最大の小麦輸入国の一つであるエジプトは、何千万人もの国民に補助金付きのパンを提供するために、こうした輸入に大きく依存している。GASC だけでも、国のパン補助金プログラムを支えるために、毎年約 550 万トンの小麦を輸入している。
エジプトは過去2年間、高インフレに悩まされており、外貨不足に対処するために国際通貨基金(IMF)と友好的な湾岸諸国の支援を必要としていた。これらの国々は2024年だけで数十億ドルの融資と投資を注入してきた。
国家予算によると、GASCは2024/25年度に、パン補助金用に国内収穫分と輸入品から合計825万トンの小麦を確保する計画で、推定費用は960億エジプトポンド(19億5000万ドル)近くになるという。
政府は今年すでに地元で収穫された360万トンを調達している。
最も安いオファーは、10月1日から15日までの出荷期間で6万トンのオラム社によるものだった。トレーダーらによると、アル・ダフラ社によるオファーは入札保証金の数の問題で拒否されたという。
Bangladesh News/Financial Express 20240813
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/ukrainian-wheat-offered-lowest-at-244-per-tonne-at-egypt-tender-1723475467/?date=13-08-2024
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