インド最高裁判所、医師の強姦殺人事件を審理

[The Daily Star]インドの最高裁判所は、国内に衝撃を与え、医療界を混乱に陥れたコルカタの医師の強姦殺人事件を独自に審理した。

インドの最高裁判所長官DY・チャンドラチュド氏が率いる3人の判事で構成される法廷が明日、この件を審理する予定だ。

ロイター通信によると、国内最大の医師会が呼びかけた24時間ストライキが終了したにもかかわらず、一部の若手医師が昨日も仕事を休んでおり、殺人事件に対する迅速な裁きを求めていたことから、最高裁の措置が取られたという。

この事件はすでにカルカッタ高等裁判所で審理されており、同裁判所は先週の審理で、ママタ・バネルジー州首相の州警察に対する最後通告を無視して、捜査を中央捜査局(CBI)に移管するよう命じた。

警察が日曜日(昨日)までに事件を解決できなかった場合は、CBIが引き継ぐことになると彼女は述べた。

女性の両親と数人が警察の捜査に不満を持ち、控訴したため、事件は高等裁判所に持ち込まれた。NDTVオンラインは、裁判所が警察と行政に対する不満を表明したと報じている。

警察の事件処理については当初から疑問が投げかけられてきた。女性の両親に遺体や検死報告書を見せるのが遅れたこと、市民ボランティアをすぐに逮捕したことなどがあり、この事件は解決済みとみなされていた。

医師らは、公式・非公式を問わず、女性の負傷の程度から見て、複数の犯人が関与していた可能性があるとコメントしている。警察が急いで遺体を火葬したとの報道もあるが、コルカタ警察はこれを否定している。

同州の野党BJPは、警察が有罪者を守るために大規模な隠蔽工作に関与していると主張している。

州全体で女性たちが「夜を取り戻そう」とデモを行っていた8月15日、真夜中に病院が襲撃されたことで、彼らの主張は勢いを増した。襲撃者が救急外来を破壊したことについて、BJPは、これは証拠隠滅の新たな試みだと主張した。

西ベンガル州の野党指導者スベンドゥ・アディカリ氏は昨日のソーシャルメディアへの投稿で、医師の内臓がコルカタ警察によって「改変」されたと主張した。また、他の証拠も改ざんされたと主張した。


Bangladesh News/The Daily Star 20240819
https://www.thedailystar.net/news/asia/india/news/india-sc-takes-doctors-rape-murder-case-3680641